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41 人生の“幕間(まくあい)”の捉え方

“ぽんこつ”のほうの記事で「新卒で入社した会社を10ヶ月でギブアップ(退職)した」と話した。
退職してからの数ヶ月間は、「人生の休息時間」だった。私は、特になーんにもせず、ただ寝て、食べて、寝て、寝て、遊んで、寝て過ごした。(←寝すぎ警報発令🐢✨) 

私はこれまでも何度も「人生の休息時間」が訪れる。でも、私の周囲でそーゆー人は少なかったように思う。皆、仕事を辞める時すぐに次の働き口を見つけているようだったから。勿論、生活がかかっている人も多いだろうし当然といえば当然かもしれない。

一方、退職する度、ちゅーぶらりんになる私😃
大多数の人たちのように、働きながら同時並行で転職先を探すなんてそんな器用なことはどーしても
できなかった。
辞める時は、燃え尽きた時😃🔥
なかなか着火しないのに、火が着いたと思ったら空気中の酸素をものすごい勢いで使い果たすように誰よりもボーボーと燃え盛り🔥、そして急にシュンと消える。もう、炭(すみ)のヒトカケラも残っていないほどに。それが私。


🐢…


私のような「人生の休息時間」を過ごしたことはあるだろうか。体調不良になったり、精神的なバランスを崩したり、やむを得ない事情で職を失ったり、はたまた理由は明確じゃないけど辞めたくなったりして、人生において「幕間」と呼べる時を過ごしたことがあるかもしれない。

さて、オペラや芝居、ミュージカルなどを鑑賞していると、大抵、物語の途中で“休憩”を挟んだり、“場面転換”が行われる。舞台を進行させる上で実はすごく重要な時間で、裏では大忙し。
軽い転換なら演出として見せることもあるし、紗幕だけ下ろしてその前で役者が芝居を続けている場合もあるけど、そーゆー場合、大変化は期待できない。
しかし、時間も場所もごっそりと変えなければならない時は、完全に緞帳を下ろして裏で大掛かりな舞台装置を動かしたり、吊り物が下りてきたり、背景を入れ替えたりする必要もある。
それが、まさに幕間を使って行われている。

第一幕が終わり、人生が止まる。(=緞帳ダウン)
見えない世界では、情報だけが目まぐるしく飛び交い、第二幕に必要な環境が整えられている。(=転換)
第二幕から登場する人々とご縁の糸の結び直し。
    (=役者が板付きでスタンバイ)
準備が整えば新たな人生が始まる。
    (=緞帳アップ👍✨)
客席からは一見何も起こっていないように見えているけど、緞帳が上がった瞬間、そこはまったくの異世界に変貌を遂げている。

さぁ! 緞帳が上がれば、人生の第二幕だ。

私たちの現実世界とまったく同じ構図。
現象界が断絶されたからこそ、潜象界において創造されるものがある。それこそが、のちに幕明けする新たな人生のシナリオなのだ。
要するに、止まってしまったと思える「現実」の裏で、もう既に「物語」は動き始めている。

***


この世界は、もっと楽に生きられるはず。
空っぽに戻すことで、新たなエネルギーが入るのではないだろうか。そして自動的に訪れる「変化」という波に乗れる。
だから、、数ヶ月先まで予定がギッシリ、頭の中はいつも悩み事、部屋には物が溢れ、ヒマさえあればスマホを使って情報収集という名のウィルパワー大量消費、、、😰
これだとどこにも新しいエネルギーが入る余地がない。一度ゼロに、もしくは断絶させてみる。つまり、ちゃんと休む😪✨
いつも受け取れるように両手をあけておく👏
なんにも心配せず、頭の中や身の回りを空っぽにしておく🧠✨これこそが、究極のエネルギーワーク。


占星術師のマドモアゼル・愛先生は仰る。
「神様でさえ7日間のうち1日は休まれた」と。
「太陽だって1日の中で一度は隠れる」と。
休息(断絶)時間を思わせるこの考え方は真理を表しているように思う。
毎日筋トレするなんて逆に良くない。
仕事だって休みナシじゃ長く続かない。
恋人同士だって、四六時中喋り続けていても愛は育まれない。しばし沈黙を挟むからこそ心の奥深くの琴線に触れ、口づけ…なんてことがあるとかないとか…♡(*´艸`*)♥キャッ♥


永遠性を創造するためには、空白(=無)の時間を設ける。先にエネルギーを発生させ現象化に繋げてゆくのだ。「無」こそが「有」。
長い人生だ。一度、絶望し立ち止まる時間があることのほうが自然だし、必須。
むしろこの「空白時間」が、その先の人生においてあらゆる創造の源となる。

Ayumi☽

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