見出し画像

直感というのもを、どこに忘れてきたか

直感というものを、どこに置いてきてしまったんだろうか。そんなことを毎朝、頭の片隅で考えているような気がして。今朝は、一番最後まで持っていたかもしれないと思った場所を思い出した。2013年のことだ。遺失物としてはだいぶ昔になってしまって忘れ去られそうなくらい前のことだった。

サイボウズさんがフューチャーセッションズさん、ITOKIさんと手掛けたプログラム。「社会を変えるチームを創造する」という内容で、参加のために深夜バスに乗って東京までいきながら、『移住フェス』というプロジェクトを作った。最終プレゼンでは、青野さんの賞も頂いて。実はその後、何か一緒にやりましょうということも言われて(それは辞退してしまったのだけれど)。

あのとき、自身が移住者となって地域の様々な活動を知っていったときに、また京都から東京のイベントに参加していたときに、何か憤りを感じてて。東京にはこんな場があることが羨ましく、僕らは移動してしか参加できなくて。じゃあ、こんな場を作っていきたいと京都でチームが創発されるプログラム開発の現場に身を置き、100人委員会や同志社大学大学院の授業を手がけるようになったし、移住フェスでは全国の地方で活躍する人たちと出会っていける場を作った。あのときのエネルギーは、今の自分が見てもキラキラしていたように思えるし、どんどん楽しい人たちと企画を進められていて最高だった。

今は、それが仕事で当たり前になってしまっているのもあるだろう。だけど、そこにもう少し熱狂や衝動や感動を用いながら、形を作り上げていくものがやりたい。ありそうで、なかったものを作る時間を増やしていきたい。小さな変化で、大きな効果をもたらすは難しいけれど、移住フェスだって、「地方で活躍する人がいる/オンライン通話が無料でできるインフラがある/つなぐ人がいる」というのを、これまでは会いにいく必要があったけれどオンラインで済ませられるじゃんというのがスタートだった。そこからまずはリアルな体験が必要となって移住フェスの場を東京でやったら100人が申し込んでくれたり、そこでゲストは地方からオンラインで参加していた。こういった企画、当時はなかったからこそ楽しかったんだろうなって。

にしても、34歳。がむしゃらにそういった場を作る側に成り下がっているけど、まだまだ参加側になりたい。というのが、今朝あたりの結論でした

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?