最低価格の最高な食事メニュー【食費最高効率化#3】

前回、食事とは「必要量のタンパク質を摂取する」ことであると説いた。

では、その「食事」を安く実行するにはどうするか。

簡単。以下のメニューを食べればいい。

【朝食】値段:145円/タンパク質量:31g
・プロテイン(80円/20g
・食パン(15円/5g
・ゆで卵(30円/6g

【昼食】値段:130円/タンパク質量:15g
・かけうどん(50円/9g
L うどん(30円/6g
L めんつゆ(20円/3g
・納豆(30円/6g

【夕食】値段:165円/タンパク質量:16.5g
・ごはん(100円/4.5g
・味噌汁(15円/2g
・卵焼き(50円/10g
L 卵(30円/6g
L めんつゆ(20円/3g

これで1日にタンパク質が62.5g摂取できる。
1日の食費は440円、1ヶ月で1万3200円。一般の食費4万円の半額以下どころじゃない。

ちなみに、このメニューは包丁を使わない。加熱は電子レンジだし、お湯を沸かすのを電気ポットでやれば、火も使わない。

栄養バランスはビタミン剤でカバー。1日あたり20円。

どう?素晴らしいでしょう?これが、完璧な食事。

ただ、これではダメ。

「じゃあ、毎日これを食べてください!」とはならない。

そんなことできるわけがないからだ。

いままでいろいろな食事をしてきた人間が「はい、今日から一生これしか食べません」なんて無理に決まっている。

よく節約メニューに「これで節約達成できますね」みたいなこと書かれてるけど、クソバカ。
どんなけ執筆料もらってないんだ。適当すぎだろ、って見るたびにゲボ吐いてる。

そもそも「メニューを覚える」っていうのは本質的には無意味。
大事なのは「理屈を理解して、思想を持つ」こと。

メニューを覚えるだけじゃいけない。
1度しか作らないメニューのために器具や調味料を買って、無駄な出費が増えるだけ。

じゃあ、どうするか?
これも実はイージー。

主食を食え!!!!
これが最高効率。

上で示した例は、それぞれ「パン」「麺」「米」のメニューになっている。
これは基盤となるメニューで、タンパク質を充分に取りながら、お腹もしっかり膨らむ。
こうして得られる「満腹感」や「満足感」を見くびらないほうがいい。

食事をタンパク質の摂取だけに集中すると、必ず崩れてくる。
単一の食事だけだと「あれも食べてみたいな」と目移りする気持ちが抑えられなくなる。

これらは所詮は「気持ちの問題」だが根深い。

マンガやドラマで「またカレーかあ・・・」と言うセリフを聞いたことがあると思うが、ボクらの食文化は「いろいろなものを食べる」というのが基本。なので。特定のメニューが続くと強烈に他のものが食べたくなる。

この強烈な飢えを「気持ち」だけで乗り越えるのは相当な才能があるか、訓練された人間にしかできない。

節約でくじける人は基本コレ。
この「"種類"への飢え」を理解していない。

逆に最低限の「量」と「種類」を摂取していれば、低価格でシンプルなメニューでも続けられる。

そのために「本拠地」となる主食が超重要。
そして代表であるパン、米、麺は手に入れるのがとにかくカンタンで、価格も安い。

食パンは1斤100円で6食分購入できる。うどんも3玉食100円、米はレンチンのものが1つ100円で、炊けば半額以下。

それらを朝・昼・晩で足りるように買っても1000円くらい。
それだけで「1週間分の飯」が確保できたことになる。

10個入りの卵を買ってきて、半分茹でておけば、朝はもう完成。昼と夜のどっちかを卵かけご飯にすれば、あとはもう1食埋めれば良いだけ。

浮いた金で500のストゼロ飲めば、即寝れるから安心しな。

パッと聞くと、ゴミみたいな暮らしに思えるだろうけど、あんたの今の日々の食事よりもタンパク質、栄養、カロリー、全ての点で優れてるから安心しな。これが知識だし、最高効率たる所以だから。

とはいえ、これだけじゃ物足りない。
だから節約にも「とっておき」が必要だったりする・・・。

続く



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