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「Instagram力」が見せてくれる販売員の未来

「来客数が減ったことで売上ノルマが達成できない」

「本社からSNSに力を入れるように言われたが、時間がない」

「インスタ運用は、個人の評価には繋がらないと思う」

「販売員の将来性に不安を感じながらも仕事を続けている」

あなたはこんなことを思っていませんか?

SNSが売上アップに繋がることは何となくわかっていたとしても、様々な業務に追われている状況では、「これ以上、仕事を増やさないで」というのが本音ではないでしょうか。たとえ、会社から「SNSに力を入れるように」と言われていたにしても、です。実は、販売員時代の私がまさにそうでした。



私は、6年前までアパレル販売員をしていました。

株式会社TOKYOBASEに新卒で入社し、入社3ヶ月目に、当時200人ほどいた全販売員の中で、月間個人売上がナンバー1の実績を獲得。同時に、当時の最短のスピードで店長に就任。自分自身も店頭接客で売上を追いながら、店舗を守る「プレイングマネージャー」として働いてきましたが、販売員当時は全く気づかなかった「SNSの力」を、独立後目の当たりにすることになりました。

ここでは、なぜ私が「販売員に向けたInstagramの本」を書いているのか、また本書をお読みいただいた先にどんな未来が待っているのか、そういったことを少し、お話ししたいと思います。


入社時目標に掲げた「年間最優秀新人賞」を受賞し、販売員を退職した後、TVでたまたま見かけた「インスタグラマー特集」をきっかけに、私はインスタを運用して収入を得る「インスタグラマー」として活動するようになりました。

この経験から、数あるSNSの中でもインスタは、使い方次第で共感者(お客様)との関係性が深められる、最強のビジネスツールだと実感したのです。


現在はインスタグラマーとして培ったノウハウを基に、「法人向けのInstagramプロデュース」の会社を経営し、百貨店や商業施設、アパレル企業のインスタの特化した戦略立案やクリエイティブディレクション、運用支援などを仕事にしています。

また、アパレル業界全体を盛り上げたいという気持ちから、現役販売員や、アパレル業界を目指す大学生・専門学生に向けて、インスタの研修・コーチングを行なっているのですが、その中で、大きな課題がありました。

それは、アパレル企業の「販売員へ向けたインスタ教育」が圧倒的に遅れているということです。なぜ遅れているのかというと、「教えられる人材がいない」「販売員の教育にまとまった予算が回せない」ことが挙げられます。

特にコロナ渦で企業の存続が危ぶまれるいま、「緊急な施策」を進めるブランドが多い一方で、「緊急でないが重要な未来のための対策」に手が回らない実情があります。

このような状況下で、今私にできることは何かを考えたときに、「販売員さん1人ひとりが、自分で学んで実践できる環境を整えること」だと思いました。

そのうえで、本書では「インスタ運用の目的」から、「実践的なノウハウ」までを丁寧に解説していきます。具体的には次のような構成で進んでいきます。


 Chapter01 「これからの販売員は、〝繋がり〟が武器になる」では、

販売員が発信するメリットや、お客様とどのように繋がるのかを説きます。また、実際にインスタ運用に成功している「現役販売員さんの声」も掲載しました。

 Chapter02「Instagramのプロから学ぶ〝発信力のキホン〟」では、

発信をはじめる準備として、インスタの先駆者である「ファッションインフルエンサー」は、自分をどう魅せてたくさんのファンに囲まれているのかを紐解きます。

 Chapter03「目指すべきは、憧れの人よりも〝会いたくなる人〟」では、

ただスタイリングを発信すれば、お客様に見てもらえるわけではありません。ここではアカウントのコンセプト固めから、投稿内容のつくりこみ方までお伝えします。

 Chapter04「あなたの接客スタイルが、そのまま〝発信の型〟になる」では、

私の販売員時代のエピソードを元に、「店頭接客をインスタ発信に置き換えるとどうなるか」を解説していきます。

 Chapter05「〝店舗と連携〟すれば、ファンは確実に増える」では、

販売員の「個人アカウント」と「店舗アカウント」を紐づける方法をお伝えします。実践すれば、販売員にとっても店舗アカウントにとってもプラスになる仕組みがつくれます。

 Chapter06「このひと手間で、〝売上アップ〟の循環がつくれる」では、

実際に「商品を売る導線のつくり方」を伝えます。また、キホンが整ったうえで、影響力を高める・新規のお客様をつくるための、プラスαな方法を解説します。


本書に書かれたこれらの方法をコツコツと実践いただければ、直接店頭でお会いしなくとも「あなたに会いたい」というお客様でいっぱいになります。


また、現在はEC(通販サイト)の台頭や、新型コロナウイルスの影響で、店舗への来客数が少ない状況ですが、インスタを活用することで、下記のような未来をつくることもできます。

 ・来店数に左右されず、安定した売上を生み出すことができる

 ・お客様が退店した後も繋がり続けることで、再来店のきっかけをつくれる

 ・インスタを通して、商品の取り置きや店舗通販の依頼がくる

 ・インスタ内でファンになってくれたフォロワーから来店予約が入る

 ・スタイリング提案に対するお客様の反応が直に伝わり、モチベーションが上がる

いかがでしょう。店頭での接客に、インスタでの発信を加えることで、あなたを指名してご来店されるお客様がたくさん増えたとしたら……もっと仕事の時間が楽しくなると思いませんか?


さらに発信を続けていると、「楽しい」だけにとどまらず、あなたの「市場価値」も上がっていきます。それは、フォロワー数が増えるから「インフルエンサーとして活躍できる」という話ではなく、あなたの思考回路がレベルアップするということ。

いつのまにか、EC担当者がしている「編集力」や、現状の数値を分解し目標数値に近づけるための「分析力」、広報部がしているような社外へブランドイメージを届けるために必要な「企画力・実行力」。販売促進部が購買につながるしかけをつくる「マーケティング力」など、あなた店頭で商品を販売する前のプロセスが身につきます。それこそが、本書でお仕えする「Instagram力」です。

売上アップのみならず、あなたが望めば、希望のポジションへステップアップする可能性も高くなるのです。


いまからはじめても全く遅くありません。

本書から新しい思考を手に入れて、あなた自身の価値を高めていきましょう!

きっと、1年後には、あなたの前にあたらしい景色が広がっているはずです。

艸谷真由

「トップ販売員のInstagram力(大和出版)」はじめに より引用

本書は下記からご購入いただけます。

みなさまからいただいたご感想はTwitter・Instagramよりご覧くださいませ。(共に @may_ugram)

ありがたいお言葉をたくさんいただいたので、一部抜粋させていただきます🙇‍♀️


19歳からアパレル販売のお仕事をはじめて、5年間販売の仕事をやりきったのち退職。26歳でInstagramをはじめて起業してから約3年、Instagramと向き合い続け、この10年間、試行錯誤して現場で学んだことを、全256ページ、9万字につめこみました。


ブログのトップ画像は、23歳の新卒1年目。
ルクア大阪店の店長をしていたときの、閉店後のロープレ中の1枚です。

この先6年後、販売員さんへ向けた思考力をまとめた本を出版するなんて、まったく想定していなかった未来ですが、「今自分が何をやるべきか」を常に考え、ゴールに向かって日々コツコツ頑張れば、必ず形になります。


未来の自分は、今のあなたがつくります。


1人でも多くの販売員さん、ファッション業界で働く方へお届けできますように。


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