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駐妻コロナ禍就活①

急遽の目処未定帰国から、早くも半年が経ちまして。

実は、就活を始めてみることにしました!

1)経緯

マニラでやりたいことをてんこ盛りに集めていたのに、コロナのせいでうまくいかない状況が悲しくて悔しくて。

そして、再入国するときにはだいぶ様子も変わっているのだろうと思うと、やりきれない限り。

でも凹んでばかりもいられないし、似たような環境下で頑張っている駐妻さんとオンラインにて何人もお会いしました。

そのなかのおひとりから、「こんなのどう?」と勧められた企業様での活動に凄く興味が湧き、やりたい気持ちに!

それも、在宅勤務で働けるらしい!

この先いつまで日本にいて、いつからフィリピンへの入国が可能になるかわからないけれど、いずれにしても在宅勤務であれば、中途半端なタイミングで辞めなくて良いし、できるかもしれない!

自分のスキルで誰かの役に立ち、対価としてお金を貰えることは、今の私の精神状態にとって凄く良い。

早速アポを取り、採用選考を受けさせていただくことにしました。

2)立ちはだかる壁

ここまでの私はその会社でできることを考えると気持ちがワクワクし、モチベーションはかなり高いものでした。

が、ここで立ちはだかる壁の存在に気づかされることに・・

というのも、もしフィリピンへ入国できることになった場合に、

「フィリピンに居ながら就労ビザを持たずに在宅勤務して良いのか」という問題に直面。

当然ですが、企業様では自己責任で確認をするようにとお達しが。

どうしたら良いのかわからないし、誰を頼って聞いたら解決するのかわからない・・、紹介してくださった駐妻さんや、以前にやりとりさせていただいたフィリピンの駐妻さんに相談してみることに。

ご自身の経験等も照らしながら、大使館やビザ取得代行業者、入国管理局や労働局等に相談することを進められました。

どこも厳かな組織(?)で気後れしましたが、ひとまず数打つうちに勝手がわかってくるだろう、断られて元々だ!と思い、思い切ってすべてにアタックしてみました。

ただ、各所丁寧に返答くださるものの、調べてもどこまで行ってもはっきりした答えは出ませんでした。

こっそりやっている人はいるであろうとのことですが、やっぱりグレーゾーンであることは拭えないので就労ビザを取るほうが確実という話があり、どうやら難しそう。

では企業様に私のビザを取ってもらおうとも考えましたが、日系企業がフィリピンの就労ビザを取得することはできないらしい。

このまま日本滞在が続くなら働くことができるが、それも現段階ではいつごろになるのか目処が立っていません。

他国の駐妻さんの話を聞いてみると、違法就労になってしまった際に、他国の例で億単位のお金が発生したり、ペナルティが発生して夫が会社を辞めざるを得ない状況になったひともいるという。

誰かに後ろ指刺されるようなことはしたくないし、夫の会社にも迷惑をかけてしまうことはしたくない。そして私自身も違法なことはしたくない。

そして、もし万が一ビザの問題がクリアできたとしても、その後の納税方法も、日本なのかフィリピンなのかでまったく変わるという。しっかり調べて適切に納税しないと脱税のおそれがある。

駐妻にとって働くハードルが高い、というのは聞いていたつもりでしたが、正直「これほどまでとは・・」と驚愕でしたし、これほどまでに手続きを踏んでやることに、どれだけの意味があるのかと思うと、悩ましい気持ちになりました。

駐妻さんが「働きたい」と思いつつも、なかなか働くという選択肢に至らない理由もわかる気がします。

異国の地で暮らすことだけで精一杯なのに、働く前にこんなにトラップがあって、働くことでリスクとなりうるという可能性があるということが、心情的にも「そこまでしなくても」と思わせるものがあります。

3)次の戦略

ビザの問題が発生するならば、フィリピン法人の企業様で働く(≒就労ビザを取ってくれる)のも視野に入れながら就活することもできそうです。

また、一時帰国も続いているし、入国の目処も立っていないので、その間だけ働くということもできそう・・!

なかなかスパッとした回答が得られずもどかしい部分もありますが、できる形を模索していきたいと思います。

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