『桜花再逢』
作詞 : S0U.

何も出来ない  何も生めない
この世に生を受けてから
変えれた事は  どれだけだろう

同じ歳で  集めたクラス
同じ組織で  集めた仲間
私だけが  小さく見える
きっとそれは  事実だけれど

春の終わりを  感じられるのは
最後に開いた花だけだって
微笑みながら  君は言った
君の  そんな励ましが
明日の意味を  私にくれる


何も出来ない  何も生まない
その日は時々  現れて
視界を鬱ふさぎ  途方に暮れる

この羨望は  焦燥を呼び
その焦燥は  孤立に進む
私だけが  独ひとり法師ぼっち
きっとこれから  変わりもしない

春の始まりを  見られるのは
健気に耐えた  君だけだって
悴かじかむ手を持ち  君は言った
君の  そんな励ましが
積もった雪を  涙に変える


初めに咲く  桜の花は
我先にと  胸を張り
その人生を  謳歌する
遅れて咲いた  小さな花は
散った花弁を  眺めながら
緑の光を  その目に映す

歩幅は  同じじゃなくていい
一歩も二歩も  遅れていい
誰も居なくて  不安になったら
一度  後ろを見てごらん

その時に  また逢いましょう

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