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【資産運用】はじめて株を買う方へ。個別株投資の始め方。

こんにちは、こおるかもです。

この記事では、個別株投資を中心に毎年(ちょっとずつ)利益を上げているぼくの、株の買い方・選び方をお伝えします。

結論から言うと、「これから大きく成長しそうだな」って思えば、まずは何でもいいので買ってみましょう。プロでも失敗する世界なので、自分なりの考えで納得のいく投資ができれば、あとはトライアンドエラーで徐々に上達します。

ここから、株式投資初心者だったぼくの実際の経験談をお話します。
後半に、ものすごくシンプルな市場の分析をやってみました。

まずは証券口座をつくろう!

ぼくは最初、資産運用を始めようと思い立っとき、「あの会社の株を100株買って、2倍になったら売ろう!」みたいなことをイメージしていました。

そうした、自分で選んだ会社の株を自分の好きなタイミングで売買するには個別株投資ができる証券口座でなければいけません。投資信託やETFなどしか扱っていないもの(例:つみたてNISA, iDeCo, )などではできないので、注意してください。

また、最近のとあるお笑い芸人のように、他人にお金を貸したりしては絶対にいけません。全然笑えないことになります。

さて、無事に証券口座を手に入れたら、あとは好きな銘柄を買って売るだけ。ほんとにこれだけです。最初はかなり緊張しますが、すぐに慣れます。

まずは自分の好きな会社から始めよう!

では、どんな銘柄を買えばいいのか?

まずは自分の好きな会社や、みんなが買っているものの中から選ぶと良いと思います。例えば、SBI証券のHPを見るとこんなランキングが出ています。

2023/1/26のSBI証券のHP

結局のところ、みんなGAFAMやビッグテックが好きなのですね笑。

もちろん、人気の銘柄を買っていけば、少なくとも世界の平均的な経済成長と連動していきます。なのでそれなりに利益もでます。

僕自身もビッグテックが好きなので、最初はAppleテスラから入りました。ぼくが個別株を始めたのはコロナ禍の2020年でしたが、Appleは依然として売上を伸ばしていましたし、テスラは言わずもがな、EV/自動運転がこれから流行るだろう、くらいの軽い考えで買っていました。

実際にAppleとテスラの株価推移を見てみましょう。

APPLEとテスラの株価推移(5年チャート)と、購入時期と売却時期

どちらも、コロナ禍が始まって大暴落したあと、暴落直前のレベルまで持ち直した頃に買いました。Appleは50%アップくらいになったところで売却。

そして、テスラについては、購入後半年もしないうちにあっという間に3倍(+300%)になってしまい、正直ビビッて売ってしまいました。そのまま持っておけば10倍近くになっていました。

コロナ禍バブルというタイミングもありましたが、とりあえず成長すると思えば、まずは好きな会社から、どんどん買ってみましょう。

ただし、流石にこれだけだと芸がないので、もう少し分析をしてみましょう。

ほんの少しだけ分析をしてみよう

ビッグテックを少しだけ分析してみます。

GAFAM

GAFAMの成長は、そろそろ限界に近づいていると思っています。それは、昨今のコロナバブルの揺り戻しやレイオフとは全く関係ない要因で、そう思っています。

というのは、ここ5年くらいでGAFAMが共食いを始めているからです。つまり、お互いの事業領域を食い合っているのです、それも激しく。

例えば、クラウドサービスはAmazonが突っ走っていたところに、Google, Microsoftが参入ししのぎを削っていますし、スマートスピーカーもこぞって各社(Apple, Google, Amazon)が作りましたよね。(各社とも惨敗気味ですが)

さらに、広告事業についても、これまでFacebook(現メタ)の独壇場でしたが、これにYoutubeが急拡大したGoogleと、あまり知られていませんがAppleもアプリ経由の広告事業の売上が伸びてきています。

さらにさらに、最近のニュースでは、年内にAppleがVR/ARグラスを出すという情報もあり、メタと真っ向勝負するようです。もちろん、Microsoftのホロレンズも有名です。

このように、事業をお互いに食いまくってきたので、今後はお互いに消耗戦をしていくと思っています。今後も多少は成長するでしょうが、2倍、3倍にはならないだろうな、という感触です。なので今はもうApple株は買っていません。

テスラについても、EVや自動運転というトレンドは絶対に続くものの、すでにEVは価格競争の世界に入っているので、素人には銘柄選びが難しい状況だと思います。(最近、テスラが大幅な値下げを始めましたね)

では何を買っているかというと、実は上記に述べた中にヒントがあります。それは、各社がお互いに似たようなデバイスを開発しまくっているということです。

そのような状況で、誰が一番恩恵を受けるでしょうか?

一番は半導体だと思います。なぜならデバイスの数だけ半導体が使われており、かつ半導体がハイエンドであれば、デバイスもハイエンドになるという、割りと単純だけれども技術的に真っ当な分析が当てはまるからです。

なのでぼくは去年くらいから、英国の高配当銘柄を除いて、半導体業界に絞って業界研究をして、いくつかの銘柄を買っています。

その中でも特に、NVIDIAとTSMCは超王道で別格だと思っています。

TSMC/NVIDIA

NVIDAはGPUといって、大量の高速演算が得意な半導体で圧倒的なトップ技術を持っています。GPUは機械学習や画像処理が得意なので、AI関連、それから画像処理(VR関連、自動運転、衛星データ処理)などに必須の技術です。そして、VRにしろ自動運転にしろ、まだエンド製品の技術が成熟しきっていないため多少高くてもハイエンド製品がどんどん売れることになります。

ちなみにここには、実際にNVIDIAのGPUで衛星画像の機械学習をPythonで自分で実装してやってみたらすごかった、というような実体験からの知見も少し入っています。

一方のTSMCは、実は台湾の企業ですが、世界一の半導体の生産工場を持っています。半導体の製造プロセスはめちゃくちゃ複雑で勉強する気が失せる(笑)のですが、結論だけを言えば、ハイエンドの半導体チップの最終的な完成品を生み出せるのはTSMCだけです。しかも、5nmや3nmなどの超微細な加工ができるのもTSMCだけ。現在、ビッグテックがこぞってTSMCの生産ラインの確約に動いています。

そして何より、そんなNVIDAとTSMCの時価総額が、いまだにAppleの時価総額の1/5程度しかないなんて、信じられますか?GAFAM全体と比較すれば1/20程度なわけです。

絶対におかしい。もっと成長するっしょ!

「よし、買おう!」

このくらいシンプルな考えでいいんです。
少なくとも僕はこれでいいと思っています。

おわりに

いかがでしょうたでしょうか?

まずは好きな会社から入る(Apple, テスラ)、そしてそこから一歩分析を入れて、ライバル企業(GAFAM)との共通点から有望な業界を探る(半導体)、その中で人気の銘柄を選ぶ

このくらいでまずは問題なく利益がでると思います。あとはとにかくトライ&エラーで学んでいくこと。そのために、「本命じゃないけど面白そうな会社」の株を、少額でいくつも買ってみるというのが勉強としては近道です。

もちろん、株の売買判断は自己責任でお願いいたします。
こおるかもは一切の責任を負いません。
参考になれば幸いです。

ちなみに今後は、今回よりもちょっと冷静に、どうして資産運用が必要なのか?といった原理的なテーマや、もっと数値やデータに基づいた銘柄分析などを紹介していきます。

今回は導入編として、難しいことを抜きにして、とりあえず始めてみようぜ!というテイストで書いてみたものですので、あらかじめご了承ください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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