映画「Hunt(ハント)」布教。90年代押井守映画が好きな人へ
先日、韓国映画「Hunt(ハント)」を新宿バルト9で見てきました。Twitterフォローしている映画評論アカウントの皆様が公開初日に大絶賛していて、話題の「コカインベアー」よりも無性にこっちを見たくなったため。
普段、韓国映画はほとんど見ていない(ネトフリ愛の不時着も最初の3話くらいで脱落)したくらいなので、予備知識ゼロであらすじだけざっと見、予告編も見ずに行ってみたのです。
結論から言うと、マジで良かった。韓国映画ははじめてだったけど、これは良かった。
小中学生の時に見た、劇場版パトレイバー1、2、攻殻機動隊、人狼までの全盛期90年代押井守ノワールの匂いがして、最初から最後まで私は大好きだよ。これは。
舞台が80年代なので、あの頃の乾いた空気の世界感が良いのと、全編クライマックスでダレ場がない。
カメラワークやレイアウトも押井映画を感じさせる感じですんなり入り込めた。
登場人物の心理劇も内臓鷲掴みでヒリヒリするような感じで良い。
上映館は少ないけど、30-40代の劇場版パトレイバー1、2の洗礼を受けた世代は見に行ってください。
見終わったあとじんわり感動するような、こういうのが今の映画で見たかったんだよ...
自宅に帰ってHuntのパンフ読んだ。ああ韓国の実際の歴史をモチーフにしているのか。これは韓国の人たちの方がガチハマりしそう。
そういう攻めてるところもあの頃大好きだった90年代の押井映画って感じで良い。
久々に何回も見たい映画に出会えた!嬉しい!
私はほとんど韓国映画は見てないので、自分の経験値に近い視点からしか語れないけど、予備知識なしでも刺さる人には刺さる「すごく良い映画」だったからぜひみんな見てほしいと思います。
...と、見た直後にこんな感想をTwitterスレッドで叫んでそれなりに見てもらえたんだけど、次の週末見ても客足が伸びていなくて...布教の意味でnoteにまとめました。
韓国名優オールスターで語るもよし、韓国の歴史と政治史を題材にした真摯な姿勢に唸るもよし、全盛期押井映画の面影を見出して語るもよし。
とにかく、みんなで見てわいわい語りたいんです!
ミリシラでも楽しめるんで、ぜひ劇場で見てみてください!
終
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