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はだかの王様と同じだと感じた瞬間。映画『PERFECT DAYS』

僕は「はだかの王様」と、同じ行動をとりそうになっていたことに気づきました。

それは、映画『PERFECT DAYS』を見たあとのことです。

僕にはこの映画の良さが、まったく分かりませんでした。
(ファンの方スミマセン)


伏線を回収しすぎないタイプの映画だったからかも、しれません。

後日、友人と最近見た映画の話題になりました。

そこで、なぜか一瞬、「良い映画だった」と言いたくなってしまっている自分が、確かにいました。

「自分の好みとはあわない」と、思っているのにもかかわらず...

おそらく答えは、「世間で評判が良い」からです。

「自分にはあわないなー」って思っていても、「良いものが分かる人」だと思われたかった。

というのも、

・カンヌ国際映画祭最優秀男優賞を受賞
・アカデミー賞国際長編映画賞にノミネート

と、言われている作品だったので。

僕は、その映画の良さが分からないのに、見栄をはりたくなっていました。

まるで、パンツ一丁のはだかの王様になる寸前で、どうにかセーフ。

グッとこらえて、正直に。

自分には良さが分からないことを、そのまま言えました。

もしかすると「はだかの王様」は、「自分の趣味センサー」を整えてくれる、ありがたい機能かもしれませんね。

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。


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