「仕事は人との繋がりですよ、本当に」

今日、ある上役との話の中で何気なく出てきたその言葉が、あまりにも全てだった。

この上役、部署が全然違うが、仕事のできる人だ。この２年ほど、うちの上役たちは結構仕事のできる人が集まっている。

この上役は、事務方の人だが、自分のつながりを全体にどんどん還元してくれた。改めて聞けば、この繋がりがなければなし得なかったことはたくさんあって、「え、それも◯◯さんの力添え⁉️」「え、あれって実はそんなに大変だったの⁉️」と驚いてばかりだった。

「どうして今一緒に働いているわけでもないのに、そんなに繋がりを活かせるのか？」と尋ねると、

「結局仕事は人なんですよ」

と言われた。

しんどい仕事であっても、結局人が良ければ「楽しかった」と言える。一緒にしんどいことを乗り越えた人は、信頼してくれるから離れてもいろんな話をまわしてくれる。
××にいたときは、大変で忙しかったけれど、「大変だ」と笑ったり、冗談を言ったりしながら日曜に働いたりしてて、それでも楽しかった。

この時の繋がりが、今わたしたちに還元されている。人の信頼の恩恵に預かっている。それがこの上役の仕事とはいえ、それも含めて人は「仕事ができる」と言うんだろう。

人間、結局人間力で生きていくしかない。

「だからしんどいですよ☺️笑」

そう笑った上役。
「私、この上役みたいに、自分の信頼で人を大船に乗せられるかしら…」
思わず悩んだ。

上役クラスのことを求めると、間違いなくできない。残念ながら。
転職とかを考えると、ここはきっと求められる。まだ自信はない。ライフシフト的にも弱いから、ここは考えていきたい。

だけど、半径2mなら、ギリギリどうにかなるかもしれない。助けてくれる人に助けてもらいながら、傍ら別の誰かのサポートをする。
そのサイクルを2mでできる人間では、いられている。

そうやって、生きてるだけで成長できているなら、私も捨てたものじゃない。
人生死ぬまで未熟者。伸び代があっていいじゃない。