節はあるのかないのか?!安産祈願

日本では昔から、妊娠五ヶ月に入った最初の戌の日に安産祈願のお参りをする習わしがあります。犬はたくさん赤ちゃんを産むうえに安産のため、それにあやかろう、ということのよう。これも、妊娠するまでぼんやりとしか知らなかったことのひとつでした。何日が「戌の日」にあたるのかは、ネットで調べればすぐに出てきます(ただ、戌の日でなくても一向に構わないようです)。便利な世の中ですね。ということで、近場に安産祈願で有名な「わら天神」があったので、私はそちらへ参ることに。なんだか仰々しいものを想像していたのですが、意外とあっさりしたものでした。

社務所で初穂料をお渡しすると、あらかじめお祓いされたお守りの一式を頂きます。たしか、初穂料は二段階あって、料金によって中身が異なっていたように記憶しています。せっかくなので、私たちはお高いほうの初穂料を納めました。一式の中身は、腹帯二つにお守りセット、赤ちゃんの産着(短肌着のようなもの)にお菓子。あとは、予定日の一ヶ月前に改めて申込をすると、予定日の一週間前から毎朝安産祈願をしてもらえるという九日詣の申込書とお礼参り用の紙が入っていました。一式を受け取った後、参拝して帰路に。混雑を覚悟で行ったのですが、ご祈祷してもらうこともなかったので一瞬で終わります。一大行事的な心持ちでいたので肩すかしを食らいました。ちなみに、九日詣の際も、申込用紙とお金を社務所に渡して終了。あ、そういえば、麹でできた甘酒を頂きました。こちらは母乳がよく出るようにとの意味が込められているそうです。あとで知った・・・。

わら天神の安産祈願で有名なのが、藁での性別占い。この藁は、頂いたお守りセットのなかに入っています。藁に節があれば男の子、なければ女の子。安産祈願に行ったときにはすでに性別が判明していたため、残念ながら、それほどこの藁占いに対してわくわく感はありませんでした。が、「当たっているのかどうか確かめてやろうじゃないか」と邪な気持ちで藁を出してみると・・・。節がありました!「おぉ、当たってる」とそれなりに驚きながらも「まぁ、二分の一の確率やしな」と冷静に対処し、節の付いた藁とお守りを母子手帳ケースにしまうのでした。

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