お前はふりかけみたいだ
「お前はふりかけみたいだ。
ご飯ありきの、脇役中の脇役。
だいたい名前からなんだ!
ふりかけって、なんなんだ!!!
行為じゃないか!!!
せめてもっと捻れ!!!
あ、味かけ、とかにしろ!!
…違う!!////
自分で考えろ!!
そして、根性もない。
風が吹いて飛ばされそうな軽いタマシイで~
それくらい軽い。
もっとどっしりと構えろ。
ギリふりかけられるくらいの重さでいけ。
あと、お前、味道楽が好きらしいな。
味、道楽?
味、、道楽?
何味なんだ!!!
はっきりしろ!!!
うまいがな!!!ただ何味なんだ!!!
麻薬の隠語か!!!
わからない私を試しているというのか!!
どこかでほくそ笑んでいるというのか!!
それに!!…」
そう言って僕に叱る先輩は、スパゲッティにたらこふりかけをふりかけ、ん、ふりかけをふりかけ?
まあ、ふりかけ、くるくる、くるくる、といつまでもスパゲッティを巻くのだった。
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