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転職は日本経済を救う42  仕事に苦労しているのはロスジェネ世代

前回、50代に、仕事の意識を変えてもらい、新たな職場に飛び込んでほしい、それがこのコラムの目的、と書いた。

・・・ちがう。

申し訳ない。多分この世代に、もはや切実感はない。逃げ切りかあきらめか。
子育ては終盤だろう。高校生、大学生の学費に苦しんでいる最中。
ここで転職して大逆転、という人もそうはいないだろう。それなりの会社にいればなおのこと。
つまり、エネルギーがない。

ではどこにそれがあるか?エネルギー、マグマがあるか。
ロスジェネだ。
高度成長、バブルを知らないロスジェネ。
それどころか、就職しようと思った時にバブルがはじけ、納得いく会社に入れなかった。
この世代は第二次ベビーブーム世代でもある。第三次を呼び起こし、日本の人口減少に歯止めをかけると期待された世代。
しかしバブル崩壊による就職難で、結婚、出産もままならず、第三次ベビーブームはおこらなかった。

そうした厳しい環境に置かれた40代。
中にはいまだに定職に就けない人もいるのだろう。あるいは何とか正社員になったもののブラック企業で苦しんでいる人も。
そうした世代に語り掛け、何か一つでもヒントを提供できればよいのではないか。

そんなことを考えた。

政府も、「就職氷河期世代支援プログラム」というのを打ち出している。
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/shushoku_hyogaki_shien/index.html

安定した職に就きたい
働くための準備がしたい
生活に困りごとや不安を抱えている
ご自身やご家庭のひきこもりのことで悩んでいる
スキルを磨きたい学び直したい
地方での生活に興味がある
もっと社会で活躍したい(女性)
公務員として働きたい

と並んでいる。
なんてバラバラな。思い付きに見えるが、やらないよりはまし。

このコラムで補強するとしたら、

スキルを磨きたい学び直したい

だろう。
今仕事はしているが、違う仕事に就きたい、と思っている人のための施策。
どうやってスキルを身につけるか、新たに学ぶか。
まさにこのコラムの目指すところ。

政府は
スキルアップやリカレント教育に関連する施策
を打ち出している。

ハロートレーニング(希望する仕事に就くために必要な知識・技能を習得することができる公的な職業訓練制度)
短期資格等習得コース
大学等における学び直し
放送大学
大学や専修学校における社会人向けの実践的な学び直し講座
各道府県が設置している農業大学校などの研修教育機関
第四次産業革命スキル習得講座認定制度
建設技能トレーニングプログラム(建トレ)
(独)海技教育機構「海技大学校」及び「海上技術短期大学校」

なんじゃこりゃ。
もうやりたいことが見えている人に対するものがほとんど。
それも、時間をかけてやることばかり。

隙間時間に、まだ固まらない希望に対してどう向き合うか。

次回からこれを書いていこう。
実践的に。
podcastはどうしたかって?
大丈夫。きっとつながる。

次回からタイトルも変えよう。

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