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つらつらと考えていたことが言葉になった

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2022年2月の記事一覧

どうしてあの頃私はいけばなにあんなにも怒りを感じていたのか

どうしてあの頃私はいけばなにあんなにも怒りを感じていたのか

いけばなを始めたのは1997年頃。5年ぐらいやめていた時期があるので、20年ぐらいいけばなをやってきたことになります。

この数ヶ月、その20年を振り返る時間を時々持っているのですが、とりわけある時期のいけばなと自分のことを振り返ると、怒りと焦りとどうしようもなさがごっちゃになった感情がどろどろと出てくることに気づきました。感情が体の上で再現されて呼吸も浅くなる。

無心になってエゴを手放して花と

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野草をいかす、ということ

野草をいかす、ということ

2020年3月に軽井沢に来て、気づけばそこらへんの野草をいけるようになっていました。個人向けのいけばなの場IKERUも、軽井沢では野草。また、毎週木曜日のお昼、野草と出会いそれをいける40分のNesto野草一会のリズムを主宰しており、凍てつき枯れきっている軽井沢の冬も週に一度は野草をいけています。

東京でかなり頻度高く個人・法人向けのIKERUをやっていた時は、花市場のお花を新鮮な状態で宅配で届

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どんどん「たいら」になる:日本政治史研究者の清水唯一朗さんとの対話

どんどん「たいら」になる:日本政治史研究者の清水唯一朗さんとの対話

2003年ぐらいのこと。共に20代の、日本政治史の若手研究者と、外資系コンサルティング会社出身者が、なぜか同僚だったことがありました。その若手研究者がDHBR Fireside Chatの7人目のゲスト、慶應大学SFC教授の清水唯一朗さんです。

当時私は、たまたまのご縁と直感でマッキンゼーから東京大学先端科学技術研究センター(先端研)にえいやっと転職。その頃にできた「大学がプロジェクトのために文

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