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つらつらと考えていたことが言葉になった

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#身体性

どうしてあの頃私はいけばなにあんなにも怒りを感じていたのか

どうしてあの頃私はいけばなにあんなにも怒りを感じていたのか

いけばなを始めたのは1997年頃。5年ぐらいやめていた時期があるので、20年ぐらいいけばなをやってきたことになります。

この数ヶ月、その20年を振り返る時間を時々持っているのですが、とりわけある時期のいけばなと自分のことを振り返ると、怒りと焦りとどうしようもなさがごっちゃになった感情がどろどろと出てくることに気づきました。感情が体の上で再現されて呼吸も浅くなる。

無心になってエゴを手放して花と

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「痣」と東洋的身体観

「痣」と東洋的身体観

小さい頃から、流行っているものに疎いタイプでした。

「最近の若い子が好きな歌手とかテレビとかわからなくて。自分も年とったなあ」という方がいらっしゃいますが、私は自分が小学生の頃からみんなが好きな歌手とかテレビとかわからないので、世代ギャップをそこで感じたことはありません。単にずっと流行りというものがわからない。

わからないままここまで来たものもあれば、何周遅れているかもわからないぐらいのタイミ

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いけばなで身体性の回復、とかいいながら、全然自分の身体の声を聞いていなかった

いけばなで身体性の回復、とかいいながら、全然自分の身体の声を聞いていなかった

数ヶ月前からつらつらと考えていて、一度書こうとおもって「あたまとこころとからだ」というタイトルをnoteに下書きしたままなんか書けずに止まっていたこと。

このところようやっと言語化できてきたのでまとめてみます。

頭、心、身体頭、心、身体。現代は頭が他の二つを引っ張っている時代、と言っていいのではないかと思います。

限られた特権階級を除けば誰もがほぼ一日中身体を動かしていないと生活をが回らなか

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