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創作活動とパラレルワールド

週末は市内各所でイベントが開催され、大賑わいだった大阪府交野市。
わたしは土曜日は環境フェスタのフリーマーケットに出店し、日曜日は星の里いわふねの天体研修センターで行われた交野ベンガラの染め体験会のお手伝いに行ってきました。

11:00~の会は、ご夫婦、お子様連れのママさんと9名が参加し、最初はみな「わたしセンスないからどうしよ~」と周りの様子をうかがっていましたが、いざやりだすと皆さん目がキラキラしてきて、唯一無二のオリジナル作品がたくさん誕生しました。

とくにお子さんが、最初は少し内気な子でも、やっぱり創作活動は子供の心を動かすのか、黙々と作業しながらも、目の色は部屋に入って来た時と帰るときは違って見えました。

交野ベンガラは、浄水場で地下水を汲み上げるときにでる汚泥(おでい)を乾燥させたり、高温で焼いたものを細かく砕いて水に溶かしただけの染料なので、小さなお子様でも安心して楽しむことができます。
今回参加した一番年少さんは、3歳の女の子でした。

洗面器に溶かした染料に布をバシャバシャとつける作業は、とても楽しめる作業で、ママやばぁーばと一緒に楽しんでいました。

あるママさんが、「やっぱり創作活動って何が正解とかがないからすごくいい!」って仰っていて、まさしくそうだなーって。
今の世の中、白黒とか、正解・不正解、勝ち組・負け組とかこっちかそっちしかないってどうしても考えてしまうけど、創作活動にはいいしかない。
出来上がった作品はどんな風に出来上がろうとも、他者の評価がどうであろうとも関係なく、その人の感性から生まれた唯一無二の作品だから。

日頃の凝り固まった「〇〇でなければいけない。」という呪縛から解き放たれるには、やっぱり自然の中で自然の産物による創作活動がいいと改めて感じました。

わたしの作品
天体研修センター

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最近、少し感じたことを言葉にして共有したいんですが、『暮らしとうつわ』という仕事を始めようと思って、仕事にするにはお金(売上)にならんといかんと思うし、かといってお金お金とビジネスよりにはなりたくない。

そんな複雑な心境になった時に、少し考えてみたんですけど、先ほどの白か黒かじゃないけど、どっちかに選ばなあかんってことは無いんちゃうかなって思ったんです。

人間も、人生も、世の中も、色んな要素が詰まってる訳やし、「お金になること」「お金にはならんけど喜んでもらえること」とか色々あっていいんちゃうかなと。

これまで、どうしても1つに選ばなあかん、そんな道をあっちもこっちもしてたらどっちつかずになるよ!と言われて生きてきたけど、あっちもこっちもパラレルに存在してていいんちゃうかなって思ったんです。

1つの道を究められる人は、それはそれで素敵な才能やし、その道で突き進んだらいいともちろん思うし、それができないようなわたしみたいなタイプは、あっちもこっちも楽しみながらパラレルワールドを生きたらいい。
そしてそれをお互いに認め合うのが多様性なんちゃうかなと思いました。

自分に制限をかけず(人に迷惑をかけない前提で)、こっちがいいと思えばそっちに動き出せばいいし、やっぱりあっちと思ったらそっちにぴょんっと飛べばいいし、自由自在を楽しむ許可を自分自身に与えてほしい。

そんな世の中になってきたんじゃないかと勝手に思っています。

心当たりのある方、ぜひこの地球での人生を存分に楽しみ尽くしていただけたらと思います。


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