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DC~Bostonドライブ旅(6):ニューヨークを通過してマーク・トゥウェインの家へ

いよいよ本格的な移動開始。
でもまずは、長距離列車アムトラックに乗って、ハートフォードという街を目指す。
マーク・トゥウェインの家を見て、そのあとレンタカーをピックアップする予定。
「アムトラックも止まるし、駅にクロークくらいあるでしょ」
なんて軽い気持ちでアムトラックに乗り込む私たち。

ワシントンD.C.からハートフォードは、けっこう遠い。
なにせ、コネチカットやらニューヨークやらを通り越して行かねばならないから。
ここでしっかり寝ておかねば、と思ったら前の座席のキッズが3DSでめっちゃマリオやってた。もちろんオンサウンドで。しかもめっちゃ1UPしてた。

数時間後、ハートフォードに到着した私たちを待ち受けていたのは、クロークすらない、ちょっとした郊外の駅。
こりゃ荷物預けられないな、と確信しつつも一応バカな振りして駅員さんに「クロークとかあります?」と聞いてみたけど、帰ってきたのはもちろん「NO!」の一言。
やっぱりこのバックパック背負ってトム・ソーヤ―行かなきゃダメ?
仕方なく大荷物のアジア人2人組でバスに乗り、ハートフォードで唯一の目的地「マーク トウェイン ハウス ミュージアム」へ向かう。

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ハートフォードでパレード開催中。何っただんだろ?

受付で「私たちのバックパックだけここに置いておいてもらえない?」とお願いしたら、お姉ちゃんも快く預かってくれました。助かる~。

実際にマーク・トゥウェインはこの家に20年弱しか住んでいなかったみたいだけど、とっても豪華ですてきなおうちでした。

建物内はガイドツアーに参加しないと見れないけど、少年の冒険心をくすぐるような造り。
自然に囲まれてて、こんな家に住んでたら、心躍る冒険物語も思い浮かぶだろうなー。

皮肉屋のイメージの強いマーク・トゥウェイだけど、なんだかこういう素直に「すてきだな」と思えるような家も好むんだな、とちょっと以外だった。
とにもかくにも私はとても気に入って、こんな家で暮らせたら幸せだろうなぁ、と心から思えるような場所でした。

顔ハメパネルもあったので、当然、撮影して……。

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これでキミもマーク・トゥウェイン!
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これでキミもトム・ソーヤー!

一通りトム・ソーヤ―ごっこを堪能したら、いよいよレンタカーをピックアップ。
私は運転できないので(免許すらない)、運転は友人に頼りきり。
「地図担当でよろ」と言われたものの、日本語のカーナビ付きだし、私は用無し人間になる。……ハズだった。

レンタカー屋さんで手続きをしている友人を見守り、我らにあてがわれたセダンに荷物を投げ込んでシートに座った私たち。

「なんかこのカーナビ、日本で見たことないくらい古そうじゃない?」
「見た目ゲームボーイ的な感じだけど大丈夫かね?」
「とりあえず行先だけ登録しようか」

画面サイズや画面がモロゲームボーイのカーナビをいじりつつ、本日の目的地、バーモント州ストー周辺を入力。

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多分これ!ちょっと新しいかもしれないけど!

ホテルはまだ予約してないけど、途中でモーテルにでも泊まればいいし。
意気揚々とレンタカー屋さんを飛び出した私たち。
まずは腹ごしらえしよう、と私たちの定番バーガーキングに入る。

「あのカーナビ、なんか細い道とかすごい無視してそうな感じじゃない?」
「しばらくは大丈夫そうな感じだけど、街はまずいかもね」
「まぁフリーウェイの入り口と街までの道さえわかればあとはどうとでもなるかな」
「そうねー。フリーウェイ入っちゃえば問題ないね」

なんてのんきにバーキンでのランチ後、早速フリーウェイを目指す。
本日の目的地ストーまでは約350キロ、3時間の旅。
一気にカナダ近くまで北上して、明日はトラップ一家がアメリカに亡命した後に経営していたという「トラップ・ファミリー・ロッジ」に行く予定。

そしてリスタートした直後、私たちの予想通り、ゲームボーイ型のカーナビはやらかしてくれたのでした。

私「あ、いまの道曲がるっぽい」
友「え?マジ?別ルート検索できるかな」
私「オッケー。ちょいお待ちを……(カーナビいじる)」
カ「ゴウホウテキニ ユーターン シテクダサイ」

はぁぁぁぁぁ????
そのやり方教えるのがあんたの仕事よ!!!

しばらく車内で大爆笑。
あきらめるの早いのよ。もうちょっと頑張ってよ。


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