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自己分析に使える<MY>推しアーティスト

こんにちはMAYUMIです。
今回は少し変わった「自己分析」の方法について書いてみようと思います。


表現者の自己分析

表現者であるのならば、自分のことをよく知ること・理解していることが大切で、特に得意である「強み」や興味がある「好み」を知ることはとても重要だと思います。自分自身のことですから、なんとなくはわかるとは思うのですが、ツールがあった方が違った側面から測れて、意外な発見があるかもしれません。

そこで今回の記事では、自分の「推しアーティスト」を使った自己分析を提案します。※ここでいうアーティストは歌手ではなく、芸術のアーティストの方の方です。

「推し」TOP3を挙げてください。

早速ですが、あなたの好きな、尊敬する「推し」アーティスト(orデザイナー、建築家)をTOP3を挙げてください。

私の例で恐縮ですが、挙げさせていただくと、
「フンデルト・ヴァッサー」「葛西薫」「吉岡徳仁」※敬称略
の3人になります。

それぞれの推しについて、ご存知ではない方もいると思いますので、
少し語らせていただきます。

推しを語る①フンデルトヴァッサー

「フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー(Fridensreich Hundertwasser)」オーストリアの建築家・画家の方。親日派で日本人と婚歴があったり、日本の芸術の影響も受けている作品もあります。「自然界に直線はない」という考えがある方で、作る建築物は全て曲線で、カラフルな色使いが特徴的です。

日本では大阪のゴミ焼却炉施設が(よくない意味で)有名になっていたのが残念ですが、大阪にはいくつか彼の手がけた建築があるのでみてみたいです。
私は大学の頃、本屋か図書館でフンデルトヴァッサーの作品集に出会い、その独特で唯一無二な世界観に引き込まれていきました。2006年に軽井沢メルシャン美術館で「フンデルトヴァッサー展」があり、そのためだけに軽井沢に行ったのを覚えています。その後卒業旅行で、オーストリアのクンストハウス・ウィーン美術館も行けて、リアルの建築物を初めてみれて大満足でした。

推しを語る②葛西薫

これは美大生の頃多分7割くらいの人が好きだったのではないかと思うくらい、みんな好きだった葛西薫さんのデザイン。日本のデザイン界の巨匠オブ巨匠。サン・アドのアートディレクターです。サントリーの烏龍茶のCMや、ユナイテッドアローズなどが有名ですが、この方の手がける「ロゴ」の雰囲気が一番好きで、どこか温かみのありつつも、洗礼されていて葛西さんが作ったというのがわかる絶妙な感じなのです。また、アローズの広告では自身が描かれた油絵も使用していて、それもまたとてもおしゃれで素敵です。
(言葉にすると浅い、、、検索して見て欲しいです。)

推しを語る③吉岡徳仁

現代の日本を代表するプトダクトデザイナー・建築家・アーティスト。
ISSEY MIYAKE のデザイナーから独立し、銀座駅内やミッドタウンなどの商業施設での現代アートの展示、東京五輪の聖火トーチのデザインが有名です。昔観たプロフェッショナル仕事の流儀or情熱大陸で、日常にある自然現象の美を捉えて、作品のアイディアにされているのが印象的でした。作品にはその自然現象の美しさが繊細かつ洗礼された表現で表されていていつも見入ってしまいします。


共通点から分かること

という3人について語らせていただきましたが、
この3人に(無理やり)共通点を見つけてみると、
「有機的・曲線・自然」というキーワード・エッセンスが出てきます。

つまり、自分はそういう部分に惹かれているということがわかります。
自分表現の方向性でもこの部分を活かしていけば良いと思いますし、
こういうものを活かせる方向を検討すると良いと思います。

私の場合で言うと、新卒の頃、ITのセキュリティソフトのデザインをしていましたが、全く自分の性質に合わず、興味もなくとても辛かったです。その数年後にコスメやネイルなど女性をターゲットとしたジャンルに携わり、自分の良さをいかせているのでとても格段に楽になったのを覚えています。

また、人物に限らずこういう表現が好き!というエッセンスを見つけていくのは自分の強みになっていきますし、どういうデザインが自分が得意かをわかっていれば受ける仕事も変わっていくかともいます。

結局、その人の持ち味が生かされ、得意なことやるのが一番だと思っているので、私を含め、多くの方が自己分析をして自分を熟知し、良いマッチングが起きるといいなと思っています。

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