「デザインへの学び」にうんざりしてきたら。
前回の記事では私が学生にやっていたオススメの勉強法をお伝えしました。
が、
今回は真逆のようなタイトルで記事を書いてみたいと思います。
実際前回紹介した勉強法(研究)をやっていたのは学生の頃限定の話で、実際、私は就職して制作会社で仕事をし始めると勉強やインプットに費やす優雅な時間がなくなりました。笑
仕事でもいつもデザインのことばっかりになるので、そして自分でも実践していくので他を見て学ぶ、というより毎日やっているからお腹いっぱい。となり、インプットが減っていると感じているものの、学生の頃あんなに楽しみだったデザインの企画展や美術館への気が乗らない。疲れているというのも一理ありますが、休日くらい他のこと考えたいとなっていました。
そしてそもそも「デザイン」を語っているものに嫌気がさすようになっていました。デザイン○ートとか、○イディアとか見たくもない。という感じになってきます。(強めですがそのまま昔の感情を再現しています。)
いわゆる「デザインの学び」的な圧力、デザインとはこういうものだ!(デザイン界の権力を振りかざされているように自分が勝手に思い込んでいるもの)にうんざりしてきます。
そんな気持ちになってきたら、守破離の「破」へ進む段階なのではないかと思うのです。もう沢山いろんなものを見てきた、学んできたというのなら、もうアウトプットする時期なのかもしれません。
ある程度自分でデザインをしていく実践が進んでいくと、何も見ずに自分の中からアイディアが直感として出てくるような感覚があります。巷でもてはやされているような、有名な、大御所のなど、賞をとっているだの何だの、ってのはどうでも良くなってきます。
ただ自分の表現をやってくしかないのだ、ということで、その自分から湧き上がってくるアイディアやイメージが尊く、そこに夢中になっていくのではないかと思うのです。
デザインだけでなく、物事のあらゆる「守・破・離」の「守」→「破」への移行期とは、そのよう感じなのではないかと思います。
そして、また自分の表現がある程度出来てきて、満足しているような状態になると「離」となって、穏やかな心、純粋な好奇心で世間の「デザイン」を見れるのではないかと思います。
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