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2021年『新語・流行語』年間大賞決定

こんにちは

昨日2021/12/01、
その年話題となった新語・流行語を決定する
年末恒例の『2021 ユーキャン新語・流行語大賞』(現代用語の基礎知識選)が発表されました

年間大賞には
ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手の
「リアル二刀流/ショータイム」が
選ばれたそうです


大谷翔平選手の「リアル二刀流/ショータイム」

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大谷選手は今期、
アメリカン・リーグのMVPを受賞しました

打者で46本塁打100打点、投手で9勝の
鮮烈な活躍で、
MLBからの表彰ラッシュを受けた大谷イヤーを
象徴する受賞となりました

野球のことは詳しくないのですが、
MVPの獲得票数満票だそうです

「日本中に夢と希望を与えてくれた」として
選ばれた2つの言葉、リアル二刀流/ショータイム。

リアル二刀流は、
1つの試合に指名打者かつ先発投手として
投打同時出場した大谷選手を表す言葉として定着し、

ショータイムはしょうへいの名前にちなみ
実況アナウンサーなどが使った
大谷選手の活躍を象徴する言葉だそうです


時代を象徴する言葉たちが選出

そのほかには、
2020年に引き続き新型コロナウイルスの影響を
反映した人流や黙食などの言葉も並び、

規制続きの日々の生活に響いた
うっせぇわも選ばれました


うっせぇわ

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大人に悪態をつくのは、今までの感覚では
不良とかヤンキーなどのアウトロー気取りの
やんちゃな思春期世代というイメージでした

しかし、この歌の主人公は
ちっちゃな頃から優等生だそうです

まるで、チェッカーズの
ギザギザハートの子守唄を
オマージュしているかのような印象です

MVでは
すごい表情で何かを訴えかけるように怒り、
必死に叫んでいるような
『ちっちゃな頃から優等生』の少女が
かなりのインパクトを醸し出しています

小さい子供たちが
『うっせぇうっせぇうっせぇわ!』
と口ずさんでいる姿を見たことがありますが

私は微笑ましく思えても
親御さんにとっては
『そんな乱暴なこといったらかん!』と
思っていたことでしょう

この一年、
マスクしろ、消毒しろ、ステイホームしろ、
ソーシャルディスタンスしろ
お酒飲むな、旅行するな、
あれもダメ、これもダメな規制続きの
我慢だらけの窮屈な日々を送っている
私たちの心に響いたのでしょう

1年以上続くコロナ禍で
鬱屈した空気を思い切り晴らしてくれた歌こそ、
この『うっせぇわ』ではないでしょうか

しばらく飲食店で酒類提供ができなくなったり
忘年会や歓迎会がずっと自粛されていることが
続く日々に慣れてしまい、
今更飲み会やるよ!と言われても
『……… 。』という人も多いと思います

いっそのこと、飲み会廃止でもいいや、
と願う方も多いでしょう

「酒が空いたグラスあれば直ぐに注ぎなさい」
って、私が社会人になりたての頃
上司がよく言っていましたが
今はアルハラやパワハラ、セクハラになるので
やってはいけない空気になっているようですね

そのほかには
「親ガチャ」「ゴン攻め/ビッタビタ」
「ジェンダー平等」「人流」
「スギムライジング」「Z世代」
「ぼったくり男爵」「黙食」が
選出されたそうです


そのうちの『ゴン攻め/ビッタビタ』と
『親ガチャ』の意味がわからなかったので
調べてみました


ゴン攻め/ビッタビタ

この二つの言葉は、東京2020オリンピックで
新種目となったスケートボード競技・
ストリートで、解説を務めた
プロスケートボードの瀬尻稜選手による言葉だそうです

「ゴン攻め」(ごんぜめ)の意味は
瀬尻稜選手いわく

「ガンガン攻めてるってこと」

かなり攻めた積極的な行動、
リスクを伴う行動と受け取れ、
「ガン攻め」と近い意味合いのようです

「ビッタビタにはめてましたね」(びったびたにはめてましたね)は
瀬尻選手の「ビッタビタにはめてましたね!
なんのずれもなく」という解説を、
共に実況をしていたアナウンサーが
「寸分違わぬ繊細なトリック」と
別の言葉に置き換える技への評価も話題になったそうです

「ビッタビタ」は「ピッタリ」の
上位互換とも取れるそうです


親ガチャ

出生にあたり、運次第のガチャ
(ソーシャルゲームやカプセル玩具自販機)を
1回しか回せないような、
親を自分で選べない状況を指した言葉だそうで
当事者側からの言葉としても問題提起となっているそうです


ガチャガチャで出てくるアイテムのように、
親を自分で選べないことで、
親が当たりはずれだったりすることを、
ひと言で表現した言葉で、
生まれた時の環境や親で自分の人生が
決まっているという人生観が若者に
広がっているのだそうです

親は子どもに自分のことは棚に上げ
『努力すればなんとかなる』
『諦めなければ道は開ける』と、

いつも頑張ることを求めてきたわけですが
これを言われちゃ子どもはつらいです

大人も子どもも、
コロナ禍の外出自粛やストレスを感じる日々で、
社会的孤立も増えています

生きづらさを抱えた姿が
若者世代の『ガチャはずれ』の吐露にも
つながっているケースもあるそうです

親や親族に限らず、
生まれた時代、国や地域など
『はずれ』『当たり』も多種多様です

人とのつながりが求められる時代、
ソーシャルディスタンスを気にせず
支え合いながら暮らしていける
世の中であってほしいです、

というのが
選考理由だそうです


選考委員

姜尚中氏(東京大学名誉教授)
金田一秀穂氏(杏林大学教授)
辛酸なめ子氏(漫画家・コラムニスト)
俵万智氏(歌人)
室井滋氏(女優・エッセイスト)
やくみつる氏(漫画家)
大塚陽子(「現代用語の基礎知識」編集長)


まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます

時代を象徴する言葉が毎年選ばれる
新語・流行語大賞を
個人的に楽しみにしている私です

今年も、『2021年らしさ』が出ていましたね

個人的には『ととのう』も
トップ10に入れていただきたかった〜と
思っています


2022年はどんな年になり、どんな言葉が生まれ、
どんな言葉が流行るのでしょうか

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