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自律神経は体の要

こんにちは

イヤなことが起こったり、ストレスのかかる瞬間に
直面することはなかなか避けられません

大事なのは、その悪い流れに引きずり込まれないように
流れを断ち切り、いい流れに変えることです

自律神経についてのおさらい

自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があり
それぞれの役割について
多くの人の理解が深まっているような気がします

近年継続していた騒動がきっかけで
心身の健康についてのリテラシーが
より高まったのではないかと思います

人間の体には手・足・口など自分で動かせる部分と
血管、内臓など自分では動かせない部分があります

後者の「自分では動かせない部分」の働きを
司っているのが自律神経です

その名の通り、「自律的」(自動的)に
体の中で働いています

その自律神経の中に、
交感神経と副交感神経の2つがあります

交感神経は車のアクセルのようなもので、
体を活動的にする働きがあり、運動をしたり、
緊張したりする時に交感神経が
高まるようにできています

一方の副交感神経はブレーキの役割を担っていて、
リラックスしているときに優位になります

交感神経、副交感神経には日内変動があり
朝、体が活動モードに入っていく時は
交感神経が優位となり、

夜休息モードに入っていく時は
副交感神経が優位となります

こうした日内変動を上手に利用するのも
自律神経を整えるコツです

一昨年頃からブームになっている
サウナの『ととのう』も、自律神経の切り替わりによって
気持ちよさを感じる物なのです

日頃の生活においての、自律神経の整わせ方

朝、起きたときに
「なんとなく体に力が入らない」
「職場に着いても、なかなか仕事モードになれない」

などのときは交感神経が十分に高まっていない
可能性があります

まず、朝起きたら太陽光を浴びましょう

太陽光を浴びることで、
体は朝であることを認識し
活動モードのスイッチを入れます

そして、朝食をしっかり摂りましょう

こうしたことで交感神経が十分に高まってきます

一方で、夜の「休息モード」に入るときには
交感神経が上がるような過度な運動や
テレビやスマホを夜遅くまで見るなどの行為を
控えることも大切です

ゆったりと入浴したり、
穏やかな気持ちで一日を振り返るなど
「休息モード」を意識することで
自律神経は自然に整っていきます

コンディショニングには、良い血流が不可欠

日々のコンディショニングにおいて
血流は非常に大切です

血流が悪ければ、体中に十分な栄養や酸素が
運ばれなくなってしまいます

すると膝や腰、首などが痛くなる原因にもなりますし、
脳に栄養が運ばれなければ、集中して考えたり、
感情をコントロールしたりすることが難しくなります

血流は思考や集中力、感情などにも大きく関係しています

この血流を司っているのも自律神経です

交感神経が過剰に高まると、血管が収縮し血流が悪くなり
反対に、副交感神経が高まってくると
血管が弛緩し、体の隅々の毛細血管まで
しっかりと栄養や酸素が届くようになっています

緊張しているとき、頭がぼんやりして
集中できなくなってきたり、
手の指先が冷たくなってきたりすることが
あると思いますが、これは緊張によって
交感神経が跳ね上がっている結果、
血管が収縮し、血流が悪くなっている証拠です

そんなときは大きく、ゆっくりと深呼吸をすると、
交感神経が落ち着き、副交感神経が高まってくるので
血流が良くなり、体の状態が整ってきます

こうした自律神経の働きを理解しておくと、
日々のコンディショニングに大いに役立ちます

とにかく、体の状態にアプローチする

気持ちの問題を気持ちで解決しようとせず、
まず、体の状態を整えることです

たとえば、落ち込んでいる人がいるとします

「元気を出そうよ」といくら話しかけても
医学的に見れば、元気になることはありません

落ち込んでふさぎ込んでいるときは、
交感神経はダウンしていますし、
副交感神経も一緒にダウンしている可能性が高いでしょう

そんなときは少しテンポ感のある音楽を聞くとか、
立ち上がって歩いてみる、
外に出て太陽光を浴びるなど
自律神経が整うようなアプローチが
効果的だと言われています

メンタルであれフィジカルであれ、調子が優れない時は、
とにかく「体の状態」を良くするための
アプローチをすることが大切です

睡眠の重要性

自律神経を整えるための基本は、何といっても睡眠です

質のいい睡眠ができていると、
睡眠中に副交感神経が十分に高まり、
朝起床時から上手に徐々に交感神経優位に切り替わり
良いバランスで一日を始めることができます

しかし、夜遅くまでお酒をを飲みすぎたり、
夜遅くまでテレビやスマホを観ていたりすると、
交感神経が高いまま寝る時間を迎え、
副交感神経がしっかりと高まりません

もっと言うと、活動モードが続いたまま眠っている
ようなもので、とてもちぐはぐな状態になっています

そうした質の悪い睡眠を続けていると、
朝を迎えても、ぐったりしてしまいますよね

副交感神経が極端に低く、
交感神経も上手に上がってこないため
自律神経が乱れた状態で1日を始めることになります

そうした状態で朝を迎えると、悪くても半日、
実際には一日中、悪い流れのまま過ごすことに
なってしまいます

そのくらい睡眠は大事なのです

"睡眠は1日の状態を決める"

極論を言うと、
あなたの人生のコンディションを決めるものなのです

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます

イライラしたり、モヤモヤしたりしている時も、
どうやって気持ちを立て直すかではなく、
どうすると気持ちがリセットしやすい体の状態になるか、
ということを知っておくと
コンディション管理は圧倒的にしやすくなります

メンタルなことばかりではなく、
まずは体の状態を整えることです

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