海外生活(オランダ)終わりかもしれないまで120日

怒涛の多忙で一気に数週間が経っていました。

クリスマスから働き始めたバイト先のベイカリーで働くのが本当に幸せで、とは言ってもフリーでたまに入るだけなんですけども、ここはオランダ1、いやヨーロッパ1と言ってもいいくらいクロワッサンが美味しい。

オーナーがレイヴ好きでお皿洗いながらよく音楽の話するのですが、なんだか彼の焼くデニッシュらはスネアがもうバチッと決まったキレのいい音を持っていて、食べるたび、なんだかスピーカー前で音に陶酔する感じを思い出す。

週末の仕事は本当に忙しくて、行列をさばいてるうちに一瞬でクローズの時間。5時半おきで早朝から働くので夜ゆっくり休んで次の日はさっぱりリカバーできてるのも嬉しい。同僚の子たちもみんな偶然にもアート周りでバイブスがすごく快適。先週末の土曜は売り上げがいつもよりも上出来だったので、仕事終わりにみんなで近くのバーでカクテルを飲んだよ。お日様が出て春陽気な中お外で座って時間を過ごしてすごく嬉しかった。

そこから月曜に映画見に行こう!ということで女の子四人で昨日は映画を映画を観にいきました。かわいい。

本業の方はというと、今週末にデザイナーマーケットの出店を控えておりまして、かなり詰め込んでおります。セルフファクトリー状態でとにかく生産、生産。この出店が上手くいって、継続的なものになると、オランダに残る自信になるんだけど。

制作環境の方もだいぶセトルしてきまして、最近は朝から夜まで入り浸り、制作のみの時間。先週から新しいスタジオメイトもじわじわ出入りし初めて、今日は初の四人揃って顔合わせ。一人とは朝から一日それぞれの作業をして過ごした。

これまで制作そのものも環境も全て本当に一人だった。誰かに手伝ってもらうとか、誰かと一緒に何かするとか、本当に抜け落ちていた。
それではやっぱり限界で、人と関わらないとと思い始めてから、ここまでよく社会復帰できたなあ。毎日たくさんの人と連絡をとって、たくさんの人がヘルプするよって声をかけてくれて、なんてありがたいことなんだろう。


まだ、なんでなのかわからないけど、人と話すのが怖い時がある。誤解や差別に怯えてるんだと思う。 

先週サウナに行った時に、興味深い関わりがあった。

二人用のジャグジーにお姉さまが入られてたので、私ジョインしたら嫌かな、どうかな。でも入りたいし行こうとスマイリーに行くと、なんだか怪訝な顔でオランダ語を話されました。嫌そうな印象を受けたから、あ、ごめんねと出ようとすると英語でどこからきたの?そのタトゥーはなんの意味?と質問してくれたので、拒絶しているんじゃないんだな、と一緒にジャグジーに入る事にしました。このお姉さまは終始プンプン口調で、オランダ住んでるならオランダ語話しなさい!とかなりはっきり言われました。拒絶されてると思って引き下がってたら何にもできないじゃない!と言われてしまい、ああ私の大学の4年間は引き下がり続けて、確かにあまり何もできなかった、もっとプロアクティブに立ち振る舞いしないとなあと反省しました。

しっかりアプローチしないと!と思って気になる「友達以上」にコンタクトすると、文字通りの拒絶を受けるし、いい塩梅がわかりませんね。

ちょっととっ散らかっているけど、日本に帰って暮らすなんて全く想像できないくらいオランダでの生活が充実していて、これを120日で引き上げるなんてそれはそれで無謀なように思える。

基盤や生活のネットワークは確かに積み立てられてきていて、あとはもう経済的な基盤を自分の本業で立てるだけのところ。120日後の7月にはその部分がもう少し変化あるのでしょうか。

まあ、今の進捗なら、いいと思っています。


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