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お茶でもひとつ

在宅勤務といっても、仕事がてんこ盛りで一日じゅう机にべったりということもしばしば。
食事どころかお茶を淹れる余裕もなく、やかんから白湯を注いで飲むだけ、といったような日々が続いて、ふと思いました。

おいしいお茶が飲みたい。
お茶のいい香りでほっとしたい。

ところが手元の急須は最近目詰まり気味。
急須を傾けても、ちっともお茶が出てきません。
あげく、注ぎ口ではなく、急須と蓋の隙間からお茶がこぼれでてくる始末。

注ぎ口と一体化している茶漉しの部分を念入りに洗ったり、注ぎ口の中をブラシで擦ったりしてみても効果なし。
こういう時はハイターに浸けるといい、とお茶屋さんから聞いたことがあるのですが、匂いが残りそうですし、もしもちゃんと薬剤を洗い流しきれなかったらと思うとちょっと勇気が出ない…

でも今回は思い切ってハイターに浸けてみることに。

ずいぶん白くなりました。

おかげでちゃんと注ぎ口から水が出てくるようになりました。茶渋もとれてさっぱりです。
心配していた匂いのほうも、何度も熱湯を通したのでたぶん大丈夫(のはず)。


こうなると、ちょっと欲が出たというか、茶葉もすこし贅沢をしてみたくなりました。

スーパーで買える手頃なお値段のお茶は、あっという間に茶葉が開いてしまったり、粉みたいだったりで、二煎めにはただの色つきのお湯になってしまいますよね。

忙しい仕事の合間に少しでもリラックスしたくてお茶を淹れるというのに、蓋の隙間などというあらぬところからお茶が出てくるわ、しかもそれが味も薄く香りもほとんどない緑色のお湯でしかないときの残念さといったら。

ということで、お気に入りのお茶を取り寄せました。
富山・藤岡園の「たまがすみ」です。

飾り気のないパッケージもまたよし。

旅行のお土産で買ってきたティーバックの「たまがすみ」を飲んだ時、あまりのおいしさに感動しました。
以来、ときどき注文しています。

スーパーのお茶よりは少しお高いですが、それでもお手頃価格でありがたい。

今回はお煎茶ふうに、急須にお湯を先に入れて、後から茶葉を入れてみました。
こうすると、とろりとした旨みが出るというか、味の出方が違うように思います。

お茶のおともは、お彼岸なのでおはぎ。
お茶が苦そうな色合いになってしまいました…
失敗、失敗。

きれいにした急須で、たまには少しいいお茶を淹れて、自分を労わってあげよう。
さて、つぎはどこのお茶にしようかな?

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