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東方アレンジCDに挑戦した理由

はじめに

こんにちは、みゅいと申します。
こう改めて文章を書くのはかなり久しぶりで、少し緊張しておりますが
拙いながら少しずつ書いていこうと思います。

今回のnoteは表題の通り、
今年初めてみゅい個人としての東方アレンジCDを制作したことについて
文章にしてみようと思い書き始めたものです。
少々長いですが、お付き合いいただければ幸いです。

先に、軽く自己紹介をさせてください。

2012年に開催された音楽ゲームSOUND VOLTEXの公募「SDVX × DTM MAGAZINE コラボレーションコンテスト」にて採用されたことがキッカケで本格的にボーカリストとしての活動を志しました。
その後、ご依頼をいただいての歌唱担当の他、個人での定期的なライブ活動・ボーカルユニットでの活動などを経験してきました。

そこからご縁あって各音楽サークル様の東方アレンジ楽曲の作詞をするようになり、「カリスマ煉獄天神」「全力ハッピーライフ」など、100万回再生以上皆様に愛される楽曲を担当することができました。
最初は歌の活動と切り離すため作詞の名義は「Caral」としていたのですが、2020年を皮切りに「みゅい」に表記を統一し、
2023年となる今年、ついにみゅい個人サークル「Myui Playing」を立ち上げて、計3枚の東方アレンジCDを出してきました。

その他、詳しい活動履歴は下記にまとめてありますので、良ければチェックしてみてください!

↓みゅい活動実績

秋例大祭リリースEP「THE BOSS」

東方アレンジCDを作りはじめたきっかけ

私はボーカリストになりたいんです。
とにかく自分の歌を聞いてもらいたいという気持ちがあり、そのためにはどうしたら良いのかを考えました。
しかし0→1、何もないところからの挑戦をしていくにはまだ私にはマンパワーや経験値・実績・知名度・登録者数・フォロワー数など、もう何もかもがとんでもなく足りませんでした。

「私はどうやって生きていったらいいんだろう。」

そう考えた時、身近にあった世界が東方アレンジでした。

ひょんなキッカケから東方アレンジ楽曲の作詞をする機会に恵まれ、様々な経験をさせていただきました。
しかし、やればやるほど私の中には常に一つの願いが渦巻くようになっていくのです。

『やっぱり自分の声で歌を届けたい』

この思いを叶えるためには、自分自身で活動するしかない。
何もかも足りない自分にできる第一歩を、唯一の知見がある東方アレンジの世界から踏み出そうと、自ら歌唱する東方アレンジCDを制作することに決めました。

まずはここから、自分ができることや仲間達を見つけながら作品を作っていけたらいいなと思い、今回のCD制作に踏み切ったというわけでございます。

少し話は逸れますが、自主制作という経験は「私が私自身をきちんと認識する」という点でも、非常に勉強になりました。
お恥ずかしい話、私はふわふわと生きてきすぎてしまったために自分の食べ物の好き嫌いすらわかっていない人間でした。
一丁前におしゃべりはしようとするんですが、どうにもふにゃふにゃしていて的を得ていません。。

作品を企画して作り切る経験は、そんなふにゃついた私自身を律するように成長させてくれました。
改めて関わってくださった皆様に感謝申し上げます、ありがとうございます。

秋例大祭リリースEP「彷宵SOUL」

なぜクラブミュージック × ボーカルなのか。

ボーカリストとしてどのような形で歌を聴いてもらえるのが一番嬉しいのか?
自身の中にある様々な思いを振り返った時「自分の歌でみんなが楽しんでもらえること」が一番嬉しいんだなと、自問自答の末に気付きました。

では、どういう形態が良いのか。
ライブ?CD?路上?歌配信?

最初に目指すべきアウトプットを取捨選択して考えた結果「クラブでのアンセム曲」を目指すことが、自らの出来る最大公約数かもしれない!と思い、主にDJやクラブシーンで使っていただけるような楽曲を目指して制作をしております。

DJ、クラブイベントでかけて楽しい楽曲を制作することで、
自分がいない場所でもDJとして活動している方々に音源をかけてもらえる・自らの歌をより多くの人に聞いてもらえるのではないか!と。

自分は身一つで、動ける範囲には限界があります。
そんな中で知名度のない私の楽曲を歩き回らせるためには「使いやすさ」や「爆発力のあるかっこよさ」を追求しようと思いました。

第一曲目の「不夜城レジスタンス」を制作してくださったTAGさんを始め、ご依頼をさせていただいたクリエイターの方々には、カッコ良い楽曲を提供していただきました。とても感謝しております。
改めて、本当にありがとうございます!!!!!

春例大祭リリースEP「不夜城レジスタンス」

音ゲーと東方Project

幼少期から音楽ゲームが大好きで、小学生の時にハマったダンスダンスレボリューションから始まり、高校時代はドラムマニアに熱中し、大学生からはビートマニアへと、それからほぼ毎日数時間ゲームセンターに入り浸っていました。一番やっていた時はビートマニアで段位中伝をとるぐらいまでのめり込んでいました。
(ここまで言って皆伝取れてないのがすごいダサくてすみません。)

音ゲーをやる中で音楽が大好きだということを自覚し、高校生の頃からバンド活動をやるようになりました。
しかし、これは年頃のあるあるかもしれないのですが、想いを一つにしていたはずのメンバーの音信不通や、組んでは消え、組んでは消えていくバンドと人間関係。
小さな私はバンドを転々とする中で、私自身がもっと強くなりたいと思うようになりました。
私自身にもっと説得力があれば、こんなふうに誰かが突然いなくなるようなこともなくなるのではないだろうか?
これは私の力の無さが引き起こしている事でもあるのでは?
そう考え、まずはソロでなにか実績を作らなければと決意をした時に、ちょうど大好きな音ゲーをたくさん出しているKONAMI様のボーカル公募が始まりました。

その時に仲良くしてくれていた音ゲー友達からも「受けてみなよ!」と背中を押してもらい、さらにちょうどその時にレコーディングをしてくださる方に出会ったりと、なにかとたまたまが重なることもあり思い切って挑戦した結果、KONAMI様アーケードゲーム「SOUND VOLTEX」のボーカルとして採用をいただくことができました。
その時の感動は今でも忘れません。

そんな流れでKONAMI様の音ゲー楽曲を歌わせていただくようになりました。
もともとはただのイチ音ゲーマーですので、いまだにゲームセンターを見つけると少し早足になります。
大学生以降は特にKONAMI様アーケードゲーム「beatmania ⅡDX」が大好きで、私の人生のほとんどは、時間や人間関係まで音ゲーからのつながりでできていると言っても過言ではありません。

ここまで長々と音ゲーへの想いを語ってしまいましたが、実はここから東方アレンジの世界に出会ったのです。
東方アレンジという文化を知ったのは、KONAMI様アーケードゲーム「SOUND VOLTEX」にSOUND HOLIC様の楽曲が収録された時で、
「Grip & Break down!!」という楽曲に衝撃を受けて東方アレンジの世界に興味を持ちました。
「Grip & Break down!!」は今でも大好きな楽曲です。

そんな経緯を経て東方アレンジの楽曲やその世界で楽曲を楽しんでいる方たちと出会い、愛のある世界にとても感銘を受けました。
1つの東方Projectというコンテンツがここまで大きな人とクリエイトの波を生んでいるのは本当に素晴らしいと思いますし、なにより興味が湧きました。

元々は音ゲーからきた者ではありますが、実際に原作をプレーしてクリアする感動を実際に体験し、その世界の熱量に納得がいきました。
せっかく東方アレンジCDを作るなら!と、ノーマルに挑戦して、実際にクリアできた時は配信しながらガチで泣きました。

原作ノーマルクリア達成の瞬間を切り抜いたショート動画↓

人生はじめました。

1作目「不夜城レジスタンス」の帯には「人生はじめました。」というキャッチコピーを書きました。
これは、今回の東方アレンジCDをキッカケに自分の人生をリスタートする覚悟の表れです。

前述「東方アレンジCDを作りはじめたきっかけ」にも書きましたが、
私は自分のやりたいことに一生懸命向き合っているようで、実は全然向き合い切れてなかったと思っています。
そこには謎の恥ずかしさや、変なプライドがあり、今思い返すと勿体無い人生だったのかもしれません。

しかし、色んな人の協力のもと新しい第一歩を踏み出す決意をした事で、私は新しい人生をはじめたい!むしろ始まってなかったまである!
そんな思いを込めて「人生はじめました。」と、キャッチコピーにしました。

今見ると、ふーんそっか。ぐらいなもんなのですが、
その時の私の感情的には全裸で捨て身タックルをしているような気分でした。
なにか一皮剥けた気がします。剥けすぎて痛いまであります。

あ、「人生はじめましたセット」実はまだ少し在庫あるので
私の捨て身タックルグッズに興味をもっていただいた方は、
もしよければBOOTHからお手に取っていただけたらとっても嬉しいです。

BOOTH通販はこちら↓

この東方アレンジがすごい!

そんな捨て身タックルCD「不夜城レジスタンス」のTr.3にある
「紅獄のカンタレラ」という楽曲で、今現在開催中の
「この東方アレンジがすごい!2023」にエントリーしております。

楽曲の節々で
「Give me your love!
 Give me your Soul!
 Give me your Sound!
 Break All "DJ"」
というフレーズを入れているのですが、この箇所は最初のレコーディングではもっと綺麗に言ってしまっていて。

録って出しデータを確認してパッとしない物足りなさを感じている時に、
今回のCDのプロデュースをしていただいているIOSYSのまろんさんから、
DJ Myosuke & KAJIさんの「ディストーション・ニンゲン」という楽曲を参考音源として送っていただき、コレだ!!!!と思いました。
すぐに全部録り直したいですとレコーディングの方にお願いして再挑戦し、完成版の叫び声になりました。

私の中で完成版の叫び声は、今までの自分的には「良くない声」と感じていた部類だったのですが、
どうせ捨て身タックルCDなのでもういいやと。
嫌な声でも出せるもん全部出してやろうと思ったんです。
それが最近「いいね!」という声をいただいて、とても嬉しかったのです。

これは少し大袈裟かもしれないのですが、最近応援してくださる方や、声をかけてくださる方が沢山が増えて、本当に「あ、私生きててもいいのかもしれない。」って思えました。
そんな今後の活動のキッカケというか、良い気づきを貰えた楽曲でもあります。

この曲は「深夜3時のアンセム」をテーマにオーダーした楽曲で、Tatsunoshinさんの素晴らしい手腕により最高のアンセムができたのでは無いかと自負しております。
Tatsunoshinさんご本人がクラブでこの楽曲をプレイしている動画をXで拝見した時に、嬉しいを通り越して感動してしまいました。

みんなが、私の歌を聞いてくれている……!!!

もちろん作家様のアレンジと出音がとにかく最高なので、そのおかげだろ!って言われたらまぁそうなんですが、まぁそう言わないでください。

投票期間もあと少し、12/14までですのでもしよければ
「紅獄のカンタレラ」に清き一票をよろしくお願いいたします。

投票はこちらから↓

投票イベントの詳細はこちらから↓

紅獄のカンタレラのMVはこちら↓

みゅいの目標・夢

私の夢は、紅白に出ることです!!!

というトンデモな夢を掲げつつ、「そんなことできるはずがない」と思い込んでいたことをひっくり返せるような、そんなハッとする衝撃を与えたいという思いがずっとフツフツと湧いていて。
この夢のために私は「えっ!?マジで!?」と振り向かせられるような歌や音楽を届けられるように一生懸命、走り続けていきたいと思っています!

目下の目標はbeatmania  ⅡDXで定期的に歌を担当できるようなボーカリストになることです。
とにかく音ゲーが大好きなので、春・秋例大祭でリリースした「不夜城レジスタンス」「THE BOSS」「彷宵SOUL」ではビートマニアや他音ゲーコンテンツに楽曲を提供しているクリエイター様にも楽曲をお願いさせていただきました。
受けていただけたことが大変感激で、クレジットリストを見ながらニヤニヤする日々。
こういうことができるのも、自主制作の醍醐味だなと思いました。

さいごに

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
こんな年齢になっても学ぶことはまだまだたくさんあるなと感じながら、日々精一杯で生きております。
まだまだ書ききれていないこともありますので、こんな感じでちょいちょいと頭の中をnoteに書き込んでいけたらなと思っております。

また来年春にも東方アレンジCDをリリース予定です。
全力で頑張りますので、これからも仲良くしていただけましたら嬉しいです。

改めて読んでいただき、本当にありがとうございました!
みゅいでした。


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