いい夫婦、勤労感謝の日
いい夫婦の日。
いい夫婦の日って何をする日なんだろう。平日だったし何も特別なことはせず、終わってみればそういえばという感じだった。
夕食はお好み焼きを作った。ここ最近、キャベツの千切りを包丁でやるという個人的チャレンジをしている。以前、「浜勝」というとんかつチェーン店で、アルバイトっぽい男の子が長い包丁でキャベツ一玉をそれは見事に細い千切りにしていて、その姿に惚れたのだった。目指すは浜勝の店員。
試行錯誤しているうちになぜか最近急に上達してきた。帰宅した妻にこの写真をみてみて~と見せたところ、「なんで上達したと思う?昨日私が包丁を研いでおいてあげたからよ」とイタズラっぽく笑う。こういうところが侮れない妻だ。
あと、お好み焼きのキャベツは時間なくて面倒くさかったのでスライサーを使ったところ、めちゃくちゃ速く細くできた。浜勝の店員にも教えてあげたい。
勤労感謝の日。
勤労には感謝してもしきれないので、一日とはいわず一週間くらい感謝させてほしい。自分やれるっす。やらせてくださいお願いします。
そうは言っても木曜の祝日はうれしい。特に予定もなく、長女と図書館に行ったり本を読んだりしてだらだらとすごし、夜はおつまみを作って晩酌した。
先日、私が寝落ちしてしまった夜に妻が一人で『ミラベルと魔法だらけの家』を観たという。金曜ロードショーでやっていたのを録画していたのだ。
ディズニー映画というのは知っているけど、それ以外の情報を何も知らない。「ミラベルってどんな話?」と妻に聞くと、魔法使い家系の中でミラベルだけ魔法が使えないのだという。
「なるほど……じゃあミラベルがどうやったら魔法を使えるようになるかシラベルって話?」と言うと、妻が「いや、ちがうちがう……」と笑う。酒に酔ってるから何でも楽しくなっている。
私も調子に乗って「ミラベルはやっぱり周りの家族と自分をクラベルよね……」とか「じゃあミラベルと一緒に魔法についてマナベルってことか!」とかふざけて言うと、妻がもう全く笑いのハードルが下がってゲラゲラ笑っていた。冷静に考えると、何が楽しいのかわからない。ただ私は、全力でミラベル大喜利を出し続けた。笑いのハードルが低いと楽だなとしみじみする。金ロー感謝の日だな。いや、やっぱ今のなし。
今日はみんなごきげんで寝れるかなと思っていた矢先、長女がピアノの練習から逃げ出し、妻の雷が落ちて就寝。
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