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妻の面談その後

▼前回の話はこちら

みなさんは占星術というものをご存知だろうか。

なーんて偉そうに書き出してみたが、私も今さっきネットで検索した知識しか持ってない。だからいろいろ間違ってたらごめんだお。

星座占い、誕生日占い、血液型占い、手相占い、夢占い、動物占い、タロットカード、おみくじ、ルーン占い、紅茶占い、風水、細木数子占い、乳輪占い……などなどこの世には八百万の占いがあるが、中でも占星術は世界的に有名(な気がする)で昔からある(どのくらいとかは聞くな)。

占星術は星で占うと書く通り、生まれた瞬間の惑星の位置がその人になんか影響を与えると考えられているらしい。どんな影響かって?だからいろいろだよ、いろいろ!それを読み解いていくことでその人の資質とか人生の傾向とか、どの時期になにをすべきかとかがわかるというのが占星術なんですね。わかるかい、チミィ?……うん。わからんよな。私もまだまだよくわからん。

前回の記事にスリランカ在住のJ M Chiekoさんからコメントを頂いたのだけど、スリランカでは占星術が国単位でとても大切にされていて、結婚相手も企業の人材採用も占星術で相性を見て決めたりするのだという。それだけでってわけではないけど、でも大事な要素みたいな。あと、スリランカは新年になるタイミングも占星術で「○月○日○時○分から新年ね」と決めるそうだ。なんじゃそりゃ。国家権力すぎる。

前置きが長くなったが、そんな占星術の占いを妻が受けてきたという話がしたかったんだった。そうだった。今回妻はオンライン形式で受けたところ録画OKということだったので、後から私も占いの様子を動画で見せてもらった。

画面にはショートカットでメガネをかけた気品のある女性が写る。有名雑誌の占い欄の監修もしている界隈では有名な占い師なのだそう。明るくも暗くもない絶妙なテンションで淡々と言い切る感じが妙に信憑性あるように聞こえる。占い師って見た目とか話し方とかも大事なんだろうな。「アンタァめっちゃええ星の位置やでぇ」とか言われても神秘な感じはしないしなあ。

まあそれはいいとして、占い。まず妻の生年月日と生まれた時間をソフトに入力すると、妻のホロスコープ(その人を占うための天体の配置図)が画面に写し出された。

こんなやつ(イメージ図)

まあ我々はこれを見てもなんのこっちゃなんだが、妻のホロスコープの線を見てあの淡々としていた占い師の先生がちょっと興奮していた。こんな綺麗な二等辺三角形がたくさんできるのは珍しいです、あなたは強運ですよと言われ、画面の端にいる妻はポカンとした後、とても嬉しそうにはしゃいでいた。

先生いわく妻は計算を使う分野に適性があるらしく、それも少し遊び要素のあるものに意欲が湧くという。なるほど。そうすると編み物って網目を数えたりして意外と算数的な部分があるし、余暇の時間にやるものだし、妻にぴったりなのかもしれない。家にいる時はいつもかぎ針を持ってたのはそういうことだったのか。妻は見つけていたのだな。

あと心配していた私との相性であるが、なんとこれも良かった。私が妻のことを理解する人物であり、妻もまた私のことを理解する人物であるということだった。最高じゃないか!ベストなパートナーであると星が認めてくれたわけである。いやあ賄賂を送った甲斐がありましたわ(送ってない)。

でもひとつ、その話題の最後に先生が「あなたの旦那様、ストライクゾーンが広めですね。気をつけてくださいね。ふふっ」とついでのようにサラっと言っていて、私の背筋がゾッとなった。おい余計な情報やめてくれ。私がわりと広くいろんな人がおもしろいとは思うのは間違いないが、それを恋愛に絡めた感じで言うんじゃないよ。妻がじとーっとした目でこっちを見てくるじゃないか。違う、違うんだ!

あとは妻の前世のこと、こどもたちとの関係性、家を買う・引越すタイミングの話なんかもした。びっくりしたのは、○月後半は次女が体調崩しそう、でも回復も早そうだから大丈夫だとか、引越しは○月○日○時がおすすめですだとか、かなり内容が具体的だったこと。こんなピンポイントでわかるものなのか。すげえ。

未来のことはもちろんわからないが性格や資質のところについては自覚していた部分をズバリ言われたりもあり、総じて「占星術すげえ」と思った。特に信じてるとも信じてないとも今はまだないが、占い自体はとても面白かったので今度占星術の解説をしてるyoutubeとかも見てみようかな。どういう理屈でこうなってるのっていうのが気になる。

ちなみに今日、妻は福岡で行ってみたかったという編み物教室に行っていた。インスタで見ていた憧れの先生に新しく棒針編みを習うのだという。占いを受けて特に変わった部分といえば、資質ありと聞いてますます妻の編み物に気合いが入ったことかもしれない。

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