黒澤明監督の作品
｢赤ひげ｣を鑑賞しました🎥
(024,3,18 観了)

原作は｢赤ひげ診療譚/山本周五郎｣。
LINEオープンチャット｢読書会すみれ｣内で開催されているオンライン輪読会の課題本です。山本周五郎作品はこれが初読。
その輪読会の中でこの作品が映画化されていることを知り、黒澤明監督が手がけたというので是非観なければと思いDVDを購入しました。




有名な作品なのであらすじは割愛しますが、この作品は江戸時代中期の頃のお話で市井の人のために尽力する医者の姿を描くと共に医院見習いである青年の成長記でもあります。



まずまず医院見習いの青年役の加山雄三さんが若くて美男子。青年は実直で実直が故に頑固なところがあるのですが、加山雄三さんがとてもハマり役でした。
赤ひげ役の三船敏郎さんもイメージ通り。どっしりして頼り甲斐があるんだけれど、良い感じに隙を与えてくれるので親しみやすくもあり。
どうでもいい話ですが、私的には最後にチョロっと出てくる青年の父役の笠智衆さんを語らずにはおられません。
時代劇でもやっぱり笠智衆なんです。でもやはりピシャと役にハマっているんですよね。さすがや。


原作の赤ひげ診療譚は短編集なのですが、大切なところを上手に切り取って一つの映画に仕上げてあって本当に楽しめる作品でした。
貧しい人々によりそう赤ひげ先生がとても頼もしく、涙あり、ちょこっとクスっもあり、最後近くでは涙涙。
お陰で原作を拝読するのが益々楽しみになりました。

と赤ひげ先生はおっしゃいます。
この時代の大きな問題だったことでしょう。
現代は貧困が原因で病気になるということは減ったでしょうが、無知は今でも病気の根源に繋がると考えれるのではないかと思いました。



改めて、黒澤明監督の作品もいいなぁ。
他の作品も鑑賞していきたいです。

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