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#4 Stomping Ground Brewery ✴︎another pint メルボルン/クラフトビール

ぼくは、2018年の春先、空港からメルボルン中心街へ降り立ったその足で、親友Joelにピックアップされた。

「タクミ、ブリュワリー始めるんだってな!クールだな!とりあえず今からメルボルンのブリューパブいこうぜ!」

バックパックを車の荷台に投げ込み、ぼくらはStomping Gorund Breweryに直行した。


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( Joelとぼく空港から直行 / Stomping Ground Brewery)


メルボルンのクラフトビール界のリーダーとも言える、ここStomping Ground Breweryでは、常に22種類以上のタップが用意され、毎日来ても飽くことないスタイルのラインナップが楽しめる。もちろん全ビール自社醸造だ。


僕が実際に飲んだ中には、”オレンジモカフラペチーノ”という名前のビールも限定であり、これはまた面白い味であった。


店内には、イタリアンピッツァのウッドオーブンがあり、本格窯焼きピザやバーガー、選りすぐりのシェフによる創作料理も楽しめる。


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(Wood Fire オーブンピッツァ / Stomping Ground)


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( ローストエッグプラント / Stomping Ground Brewery )


醸造所とレストランの間には大きなガラス窓があるため、お客側からも醸造の様子がよく分かる。そのため毎週末行われる無料醸造ツアーでは、多くの人々が興味をそそられてやってくる。


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( テーブルから見える醸造システム / Stomping Ground Brewery )

"we hope Stomping Ground can change the world just a little bit for the better. That's not a bad goal right? So start your beer journey wherever you're at, and we’ll take you wherever you want to go"

~ Stomping Ground は、ビールを通じて世界を少しだけ良い方向に変えられると願っている。悪くないでしょ? 私たちと一緒にビールを巡る旅をスタートしよう。あなたが探究したいところまで、連れてってあげますよ ~


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( Conner / Bartender, Artist )

〈前職〉
アートの先生
〈趣味〉
絵を描くこと
〈好きなビール〉
Belgian Park strong Ale
〈ひとこと〉
デザイナーとして生活したいからメルボルンに来たんだ。
今は、バーテンダーをしながら、日々絵を描いているよ。



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( Market Saison 5.9% / SAISON )

〈ルックス〉
少し濁り気味のゴールデンイエロー
〈アロマ〉
シトラスキャンディー、ハーブやスパイスの香り
〈テイスト〉
クリスピーでウィーティー。シトラスやレモンの味わい。
〈フィーリング〉
クラフトという視点をとても重視している、あーこの正解のわからないコンプレックスな香りと味わい。面白いなー。


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( GIPPS ST PAE ALE 5.2 % / American PA)

〈ルックス〉
少し濁った褐色
〈アロマ〉
強烈なアメリカンのホップ
〈テイスト〉
マウスフィーリングはクリスピー、ホップの香りとモルトがバランス良い。
〈フィーリング〉
アメリカンホップを大量に感じるペールエール。やっぱポーストラリアでも人気なんだなー


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info
2000 L 醸造設備 発酵タンク1000-6500L
100 Gipps St, Collingwood VIC 3066 オーストラリア
+61 3 9415 1944
月/火/水/木 11:30 - 0 金/土 11:30 - 1 日 11:30-0


History
1800年代、コリンウッド地区だけで40か所のブリュワリーがあったが、1900年代初旬に全て潰れてしまった。そのコリンウッドでローカルタップルームをスタートしたStomping Ground は、今ではオーストラリアで(多分世界でも屈指)最も大きいと言われるクラフトビールイベントGABSを起こした一員である。メルボルンの全ビールファンに知られるほどに有名になり、家族連れや大勢の老若男女でにぎわっている。

Area Information
コリンウッドは、シティからのアクセスも良く平日も大勢の人が行き来する地区だ。同じ地区内に、The Mill Brewery や Craft&Co Brewery があり、現在も新たな醸造所が設立中。(2018.05)Stomping Ground はちょうど車の修理屋などの工業区と、カフェや洋服店の商業区の間に位置しており、昼間から毎日夜中まで営業しているが、客足が絶えることはまずない。

Beers
Taste 100ml 3 AU$ 〜
POT 285ml 6 AU$ 〜
PINT 570ml 11 AU$ 〜
Jug 1L 21 AU$ 〜
Tasting Paddle 6種 22 -25 AU$
タップ数 22

1.LANEWAY LAGER - 4.7 % クリスピーなジャーマンスタイルラガー
2.ORANGE MOCHA FRAPP - 6.0 % ナイトロクリームエール
3.GIPPS ST PALE ALE - 5.2 % ガツンとホップの効いたアメリカンペールエール
4.B.A. KOMPROMAT - 10.0 % バーボン樽のバレルエイジインペリアルスタウト
5.HOP STOMPER - 5.9 % アメリカ西海岸スタイルの強烈ホップリフレッシュビール
6.MARKET SAISON - 5.9 % スパイシーでシトラシーなセゾン
7.ARCHNEMESIS - 10.0 % ベルジャンダークストロングエール
and more
( 2018年 5月現在 )

Foods
ベイクプレッチェル 5 AU$
ローストキャロット 9 AU$
グリル ハロウミチーズ 14 AU$
グリル バラマンディ 29 AU$
ロースト ナス 26 AU$
イタリアン窯焼きピザ 15 - 23 AU$
キッズメニュー有


その他
缶販売
持ち帰りグラウラー
キャップ
Tシャツ
ステッカー
醸造ツアー

ACCESS
シティから電車で10分 Collingwood St 下車。徒歩3分。


インタビューしたConnerのアートがとてもユニークだった。肌の青いネイティブインディアンが、いつも何かしら儀式してるアニメ調の絵。彼には何が見えてるんだろう。いつかぼくらのビールデザインにも使えたらな。


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