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ハッタリでも何とかする力

今日は、先月まで私が働いていた職場の後輩から連絡がありました。

彼女は、今月末で退職。

本日が、最終出勤日だったそうです。

この職場では、円満退職などほぼあり得ません(笑)。

彼女も、何やら揉めた様子。

お客さんには、いつも、「担当者が体調不良で交代します!」との説明がなされます。

あまりにも人が辞めて行くので、本当の事を言わないボス。

彼女が担当していたお客さんの内のひとつは、私と一緒に担当していました。

立て続けに、担当者が全て消えてしまうことに…。

私の退職時には、体調不良で交代としたため、後輩の時はどうするのかと思っていましたが、今度は自然消滅とする模様。

このお客さんは、ボスが変なことに薄々気が付いている様子でした。

何しろ、ボスはミーティングで居眠りしたり、つまらなそうな顔をしたりと、失礼な態度を取っていました。

しかも、格好を付けるために、お客さんの前で私を激しく叱責。

その理由は、実に滅茶苦茶で、お客さんはドン引きしていました。

「オマエの言っている事は、訳が分からないんだよ~!」と絶叫するボスでしたが、お客さんと後輩は良く分かっていました。

業務知識が無いため、話について来れていないのは、ボスだけでした。

硬直するお客さんを見たボスは、「オマエのせいで、お客さんが変な顔をした!」とわめき散らかす始末。

ミーティング終了後、後輩が私に言いました。

「お客さんがドン引きしていたのは、ボスに対してです!」

「なんて、(ボスは)頭が悪いの!」

自分のやっている事がおかしい事に全く気が付いていないのですから、従業員に逃げられても仕方がありません。

しかし、アホでもボスは務まる不思議。

どんどん人が辞めて、次から次へと人を採用。

何故か、この自転車操業で何とかなってます。

ハッタリ力も、経営者の力量のひとつなのかも知れません…。

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