来月から、転職先で働くことに。

今度のボス（社長）は、私とは別の資格を保有する専門職。

最終面接に、ふらっと現れて言いました。

｢あなたのお名前、良い名前だね！｣

｢皆に言われるでしょう？｣

私の名前は、有りそうで、なかなか無い名前です。

底抜けに明るい父が付けてくれた名前です。

気難しい母も、この名前には大満足（笑）。

よく、｢名前の通りの人ですね！｣などと言われたりします。

面接で、社長に尋ねてみました。

｢どの様なキャラクターの人に入社してもらいたいですか？｣

すると、｢明るい人が良いな～｣とのこと。

ちなみに、私の母は、その生い立ちが影響してか、闇夜の夜よりも暗い性格…。

父とは真逆です。

母と同じ様な翳りのある人物を見つけては、｢お母さんと同じ様な人がいるよ！｣｢あの様な人が好みじゃないの？｣と本人に尋ねてみるも、ことごとく首を横に振られる始末。

｢あんなのは、御免やわ！｣

（類は、友を呼ばないのか？）

この手強い（？）母を笑わせることができるのは、父だけ。

｢お母さんは、お父さんでないとダメたい！｣

変な自信を持つ父。

（なんか、可愛くないぞ！）

｢自分１人だけ、大人ぶるな！｣と抗議する私に対して、父が言いました。

｢お父さんは、大人以外の何者でもなかっ！｣

（まあ、そうなんだけど…）

父が現れると、何故か、大抵の人達が嬉しそうな表情に…。

特に何か喋る訳でもないのに…。

父が撒き散らす怪しい何か。

未だに謎なのでした…。