見出し画像

異常事態に慣れたくない!

職場の友人。

以前働いていた会社は、大変恵まれていたそうです。

しかし、今の会社にやって来るまで、そのことに気が付かなかったそうです。

「花甘露さん、私は、バカでした…」

「前の会社は、普通の会社だと思っていました」

「成長を求めてこの会社にやって来たけど、単純作業に追われるだけでした…」

「資格取得制度も形骸化していて、誰も使っていない様だし…」

「毎日、深夜残業していたら、勉強どころではありません!」

前の会社を円満退職していた彼女に、「背に腹は代えられないから、戻れる様に頼んだら?」とアドバイスしていたのですが…。

これを頑なに拒否していました。

「私は、皆が止めるのも聞かず、退職したのです…」

「盛大な送別会をしてもらったりして…」

「恥ずかしくて戻れません!」

ところが…。

遂に、今日、「前の会社の人事部長に、戻れる様に頭を下げてみます!」と言い出しました。

余程辛かったのでしょう…。

ちなみに、私は前職もブラックだったので、比較的冷静でした(笑)。

それでも、入社した直後から転職活動を開始していました。

(何も異常な環境下で我慢し続ける必要などない!)

幸か不幸か、私の居る業界は大変離職率が高く、1年ごとに転職する人も珍しくありません。

皆、履歴書はガタガタ(笑)。

それ故、転職回数は、あまり重要視されません。

来年から働く予定の職場のボスが、言いました。

「花甘露さん、酷い目に遭って来たんでしょう?」

(よく分かっているではないか!)

私が一言も発しないうちからコレなのですから、笑ってしまいます。

面接では、気さくな感じのボスなのでしたが、実際のところは働いてみないと分かりません…。

ボスにはずれ続けることに疲れてしまった私。

今度は、せめて普通のボスであって欲しいと願うのでした…。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?