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読書感想 「私はこう思っています」という強いメンタルの持ち方

ゴールデンウィークも終わって、1週間が経つ。

先週1週間がきつかったという声を聞く。御多分に洩れず、私も昨日はやけに仕事終わりに身体のだるさを覚えた。疲労感たっぷりだったのだ。

4月の最初も、ゴールデンウィーク明けも、大きく仕事内容が変わっているわけではないのにどうしてこんなにも疲れが溜まりやすいのか。私が思い当たる理由は2つだ。

1つ目が、隠れた疲労の蓄積があるから。4月は新しい空気感でフレッシュな気持ちで仕事に取り組めていた。若干アドレナリンも出て、疲労も感じにくくなっていたようにも思う。そこにきて5月に入っての疲労の蓄積を自覚し始める、、、やっぱり、きっつ。

2つ目は、振れ幅の大きさ(リスク)があるから。ずっと同じテンションで淡々とやっていればそんなに疲労も感じにくい。マラソンをしている感覚だ。これならずっと走り続けられるぞという感じ。でもGW明けは、今まで休んでいた分、走る始めるときの疲労の感じ方のバロメータは「きつい」に振れる。

自覚化した疲労に対しては「睡眠」でリカバリー。走り始めの疲労に対しては、「散歩(継続的な運動)」でカバー。

5月も気力・体力ともに元気いっぱいにやっていきたい。

さて、今日も読書感想をする。今回は嗜好を刷新して、「安倍晋三回顧録 安倍晋三著」を読んでみた。500ページ弱の鈍器レベルの分厚い本なので、読んだというよりもめくったというぐらいの話。


そんなんで読書感想なんてやってんじゃねーよ!
という声に対して。

はい、その通りです。届ける立場として、ちゃんと読み込んでから書き上げるがきっと正論なのでしょう。

でも読書感想をもっとフランクにとらえてもいいじゃないですか。パラパラ見て、感じたことを書く。それでも結構じゃないですか。

なんかこの書き振りも安倍晋三さんっぽくなっているからウケる。

この本を読んで私が感じたことは、
「あなた(世論)の言っていることも正しいと思う。けど、私はこう思っています。」
と言えることが、メンタルを激強に保てる秘訣なのだろう。

まず、どうしてこの本を読もうと思ったかというと、
いつも私が読んでいる、聞いている言葉は、似た考えの人の言葉ばかりである。
スマホを開けば、自分色にカスタマイズされたニュースや情報が飛び込んでくる。
パーソナライズ化、レコメンドされた商品ばかり。

自分の環境(考え)と違う雰囲気のものと取り入れないと、すぐにコンフォートゾーンに入って成長スピードを止めてしまう。

そのために、ほぼ政治に関心を寄せていなかったが、誰かがオススメしていた「安倍晋三回顧録」を読んで、今までの自分になかった言葉や空気感をインストールしたいなと思い立ち、すぐにポチッてみた次第です。

安倍さんがインタビュアーから質問を受けて、答える、その問答を1冊の本にしたので、大体インタビュアーがマイナスの話を振って、それに対して安倍さんがどう答えるかを書き記してある。
読んでいて内容が全然入ってこない(読む技術が足りない、普段触れている言葉でないため)ので、俯瞰して「マイナスの質問に対して、どう答えるか」という安倍さんのこれまでの経験をスキルとしていただけたら嬉しい気持ちで、言語化しておく。

結論に話を戻すと、インタビューの大半は、
「あなた(世論)の言っていることも正しいと思う。けど、私はこう思っています。」
と答えているのである。

例えば、
(コロナによる一斉休校について)
インタビュアー:先手先手で対応したいと思っていたでしょうが、朝令暮改だという批判の方が強くなってしまいました。
安倍:子どもの教育権を奪うという指摘もありましたが、教育を受ける権利と命と、どっちが重要ですか、ということで考えた上での決断でした。

インタビュアー:子どもが家にいるから、仕事にいけないという親の声が広がりました。
安倍:親御さんの意見は、もっともです。だから一斉休校をきっかけに、様々な支援に関する取り組みが政府内で始まったのです。

国会答弁などでも、こんなやりとりをずっとされてきたのだろうと思う。
大事なことは、
「正義は一つではない。人間の数だけ正義が存在する。でも私は私の正義で進めさせてもらっている。」
と腹落ちすることだと思う。

その正義が何なのかを言語化できていないと、到底表現することはできない。もちろん相手方に納得してもらえない。

さらに興味深いのが、
「あなたの考えは間違っている!私が正しい!」
と論破していても、相手方に納得してもらえないのだ。

ドラえもんが言っていた。
「どっちも自分が正しいと思っているよ。戦争なんてそんなもんだよ。」

戦争は起きてほしくない。起きるべきではない。

でも難しいのは、みんな自分が正しいと思っているということ。
人間てのはそういう生き物なんだ。
じゃあ、そんな人間達が一緒に生きるために必要なことって何?

今のところの私の答えは、
共通言語を揃えること。
「LOVE&PIECE」を。

だと思っている。何ともキザである。

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