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SAYONARA卵巣、GOODBYE子宮:卵巣腫瘍ができちゃった(6)「大学病院初受診」

婦人科受診の衝撃から5日後。いよいよ紹介してもらった大学病院へ。
予約は朝イチの8:30。10:00出勤(テレワーク)が染み付いた私には早い、早すぎる。コロナのこともあるし通勤ラッシュの時間帯だしということでアプリでタクシーを事前予約することに。
朝の渋滞もあって迎車代入れて片道6,880円もかかったけれど背に腹は変えられない。QOL優先!(使い方合ってる?)

有名な大学病院なのはわかってはいたけれど、大きな建物の入り口に次から次へと人が吸い込まれていく光景に圧倒される。この人たちみんなどこかしら具合が悪いってことだよな。

この時は割ともう腹を括っていたのであまり緊張もしておらず、院内に入るとまるで空港のロビーのように綺麗で明るい院内の雰囲気に自然とテンションが上がった。人は多いけれど椅子もたくさんあって、通路も広くて密を全く感じさせないのでその点も安心。

「大学病院は待たされるから1日がかりになっちゃうよ」と予告されていたので何時間でも待つつもりでいたけれど、全体的にとても効率が良くて、順番近づいたらLINEでお知らせしてくれるシステムまであって、1時間ちょっとしか待たずに済んだ。

診察室に入り"婦人科腫瘍の世界的エキスパート"と噂の先生とご対面。事前リサーチしまくったのでもはや初対面とは思えない。威圧的とかそういうことではないけれど、全身から漂う"一番偉い先生なんだろうなぁ感"が凄い。
と思ったら簡単な問診の後、先生が看護師さんに「N君呼んできて」と耳打ちし、どうやら別の先生にバトンタッチするということのよう。
しばらくすると若い男の先生(30代半ばくらい?)がやってきて、お互い立ったまま変な空気でペコペコと挨拶。まずはその先生に診てもらって治療方針を判断しようということらしい。

改めてN先生の問診。ここでも先日同様、血縁者の中にがんを患った人がいるかどうかをかなり詳しく訊かれた。前回は咄嗟だったのでかなり適当に答えてしまい、病名も罹患年齢も真っ赤な嘘じゃねーか!状態だったので、反省して事前リサーチしたものをリストにして印刷しておいたのだ!…って身内にどんだけいるんだよ…
真面目な話、遺伝の有無はかなり診断に重要なポイントのようなので、特に婦人科系の場合は正確な情報を用意しておいたほうが良さそうです。

そんなこんなの問診後、内診をすることになり一旦診察室を出て待つことに。その時先生が軽い口調で「ついでに子宮頸がんと子宮体癌の検査もしておきますね!」と言ったので私も二つ返事で「はい、お願いします!」と返したのでした。
まさかその直後に人生で1番の激痛を味わうことになるとは知らず…


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