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勉強と醸造積読

いろいろと知識を付ける必要が出てきたため、現在、勉強系の本を読んでいる。まず勉強を始める際、スムーズに学べるイメージがわかなかったため、「漫画でわかりやすく…」「漫画でわかる…」といった”漫画”を交えて学ぶ本を選んだ。すると、リアリティを持って学べるだけでなく、文章での解説パートも非常に丁寧だったため、そのシリーズで自分が学びたいジャンルの本を手当たり次第頼みまくった。

大人になってから「勉強する」のは、もしかしたらこれが初めてかもしれない。子どもの頃、国語を除いた教科の勉強はもれなく苦手で、テストの前は”一夜漬け”タイプだった。だから、果たして大人になってからの勉強は続くものか…と心配していたけれど、新しいことを学ぶのは意外と面白かった。(これは楽しく勉強させてくれる本の影響もあるだろう)
ひとまず3冊の本を読み終わり、現在読んでいるものも合わせ、あと6冊の本が読破されるのを待っている。少しずつ知識が身につき、徐々に点と線が繋がっている状態の今は、本を読み進めるのが楽しく、この「勉強」は決して苦痛ではなかった。

苦痛ではないのだが、誘惑はある。
というのも、こうして勉強を進めている現在、自分がじっくりと醸造した「積読」に、かつてないほど魅力を感じはじめたのだ。

わたしはもともと、その時期その時期で、興味を持つテーマが変わったり、興味のあるテーマがローテーションしたりする。今はこのテーマの本がホット!となると、すぐさま関連本を買い集めるし、そうしているうちに、今度は別のテーマが気になってきたり、過去にハマったテーマが再燃したりするのだ。けれど、だからといって集めた本が過去のものとして忘れ去られるわけではない。いつでも頭の片隅にその本の存在はあるし、なんならいつだって読みたいなぁと思っている。その積読たちはそこにあるだけでわたしをワクワクさせる、大切な存在であった。そして今、その積読たちが「勉強の合間に、私たちを読んで休憩してみない?」とわたしを誘っているのである。

わたしは、買い集めた勉強のための9冊の本を読み終えるまでは、趣味の本を読むことを一切禁止している。並行して何冊もの本を読む癖があるとはいえ、勉強モノの本と、その他の本とを両立して読むのは、到底難しいと思ったからだ。だから、今のわたしは勉強一色の読書生活をしている。そんなわたしに、趣味嗜好がたっぷり詰まった積読の山たちが耐え難い魅力を発するのだ……。

自分が積読たちに寄り道しないように、そして、こうして勉強を続けられている自分を褒め、勇気づけ、モチベーションを上げて、変わらず学びの一途をたどるために、今日はこのnoteを書いた。
わたしはいまだに、あの魅力的な積読たちに手を出さず、9冊中4冊目の勉強本を読んでいる。(意志の弱いわたしからしたら、本当に大したことなのだ!)そして、この9冊を読み終えるまでは、寄り道をするつもりはない。

……今のところは。

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