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C₄H₄KNO₄S

 私、あなたに会えて本当によかった。

 あなたの全てが好き。大好き。

 好き、好き、好き、好き、好き、好き、好き。

 うふふ、本当よ。あなたが気にしてるその泣き黒子だってとってもキュートで大好き。

 あなたと一緒なら例え火の中水の中、なんてね。どんなに熱くたって平気、何時間だって潜っていられる。

 子供は何人欲しい?私は三…え?気が早い?そんなことないよ、だっていつかは考えることでしょ?まだ一週間って……もう一週間よ、昨日付き合い始めたみたいにドキドキしてる。

 私ね、実はものすごく飽きっぽいの。今まで誰かと付き合っても一週間も経たず別れることが多くて。うふふ、でもあなたとは永遠に続きそうな気がする。だってこんなに好きなんだもの。

 ペット?将来飼いたいの?ふふ、あなたこそ気が早いじゃない。そうね、私はポメラニアンを飼いたいな、真っ白でもふもふの。

……え、猫?あ、そうなんだ。猫ね、うん。可愛いよね。え?ううん。私猫好きだし。うん。全然大丈夫。アレルギー?ないよ、大丈夫大丈夫。

んー、でも、犬もいいじゃない?別にポメじゃなくても、芝とか。え、絶対?そんなに猫がいいの?

……あーうん。いいんじゃない?猫で。
いや、別に怒ってないけど。猫可愛いじゃない。そんなに猫がいいなら猫でいいわよ。

…………。

ん?あなたのことは好きよ、好きだけど……。

あの……やっぱり、別れない?私たち。え、ううん、猫が悪いわけじゃないけど。なんか、気が合わないのかなって。

あーうん。うんうん。はいはい。別れましょう、もう。その未練がましさ、ちょっと引くわ。はい、おーしまい。ああもう泣かないでよ、気持ち悪い。じゃあね。精々可愛い猫ちゃんとよろしくしてなさいよ。


あ、言い忘れてた。もう学校でもバ先でも話しかけないでよ。じゃ、本当にバイバイ。

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