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孤独は悪いのか?

やなぎです。さて、今回の話題である「孤独」。言葉だけ聞くと、ネガティブな印象を持ちます。では、果てして悪いことだけでしょうか?

テレビや新聞をつけると、「超高齢化社会」とか「孤独死」とか…いかにも、悪そうな言葉が並びます。

ですが、斎藤孝さんの『孤独を生きる』(2022:PHP研究所)には、次のように書かれています。

孤独とは、人が自らを成長させるために、絶対に必要な時間

斎藤孝:『孤独を生きる』,PHP研究所,2022,p.3

つまり、孤独を言い換えると自己成長に必要不可欠な時間でもあると考えることが出来ます。発達心理学の世界では、人間は一生成長できる存在だと言われています。

となると、孤独だからいけない、と言い切れないのです。斉藤孝さんは、著書『孤独を生きる』のなかで、単独者という言い方で表現していまず。これは、めちゃカッコいい表現っすね!!

一方で孤独の悪い側面は、様々な病気を引き起こしかねないということ、社会から外されている感覚(孤独感)などを考えることが出来ます。だからこそ、多くの友達を作りたいと思うのかもしれません。

人と繋がる事は、人間の欲求として土台をなす部分です。だから、あなたや私は、家の外に出て人と話し、仕事にいっています。また、恋愛をしたり、恋人、結婚、出産・育児といったことも行っています。

つまり、孤独になりたくないという思いから、様々な事を必死に頑張っています。もちろん、必死にやり過ぎたあまり、体調を崩せば本末転倒です。だからこそ、健康という部分が大切なのです。

決して、孤独の反対は集団や死なのではなく、健康を脅かすという要素がワンクッションおいていただきたいと思います。ただ、孤独という文脈がわるいのでなく、人々の欲求を削ぐから悪い印象に繋がっているのです。

であれば、孤独というものを積極的に自分の成長のために使うことの出来る道具だと思って、一緒に自らの良い部分・悪い部分を伸ばしていきましょう!!

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