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【読書】『恐れのない組織』を、読み進める。

『恐れのない組織』という本を、読み進めています。
この本の著者は「心理的安全性」という言葉を提唱した、ハーバード・ビジネススクール教授の、エイミー・C・エドモンソンさんです。

「心理的安全性」なんていう言葉、私が社会に出た頃は、聞いたことがありませんでした。それどころか、パワハラなんていう言葉も、殆ど使われていませんでした。漸くセクハラという言葉が、テレビや雑誌の世界で使われ出した頃です。そして、セクハラの定義も、今よりもかなり緩いものでした。

私が社会に出た頃は、今は既に引退された、所謂、団塊の世代の男性が上司でした。組織の中では、上司に対して、殆ど言いたいことを言える環境ではありませんでした。

今でもそういう状況は、全くなくなっている訳ではありません。上司の人たちは、気づかないうちに若い人たちの「心理的安全性」を損なっている可能性があります。
会議や研修の場で「何でも忌憚のない意見を発言してください」とか言ったりしますが、上司がそこに存在するだけで、何かしらの圧力を感じるのが普通です。
上司は、部下の行動や発言を見て、常に評価をしています。
部下も、評価されているのを意識しているのですから当然です。
会議や研修の場であれば、対外的には大きな問題にはならないかも知れませんが、実際の現場では非常に危険な場合もあります。

「心理的安全性」が高いと、ヒューマンエラーを防げる確率が高まります。
業績アップにもつながるでしょう。
では、どうすれば良いのかと言うと、やはり普段からのコミュニケーションが重要です。
上司は出来るだけ多く、部下との接触回数を増やすようにします。単純接触効果を利用するのです。
出来ればリアルに話しかける方が良いのですが、メールや報告書へのリアクションでも、十分な効果が得られます。

以上、書いたことは、書籍の要約とかいったものではありません。あくまでこの本を読んでいて感じた、私見ですので、悪しからずです。

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