この本と出会ったきっかけは、鎌倉にある円覚寺の横田南嶺老師のYouTubeチャネルです。
横田南嶺老師は、毎朝６時にお話しを発信されています。
以前は毎朝、拝聴させていただいていたのですが、最近はサボり気味になっていました。
先日、久しぶりにお聞きしたところ、この本のことを紹介されていたのです。

このところ、本屋大賞のノミネート作品の小説を読み続けてきたので、こういった本を読むのは、とても新鮮でした。
この本の中には、ノンフィクションの物語が盛りだくさんに書かれています。
小説というフィクションの世界も楽しいのですが、ノンフィクションというのは、また違った感情が自分の中に湧いてくるものです。

本屋大賞のノミネート作品は、全て電子書籍で読んだのですが、今回は、紙の本を購入しました。
紙の本の良さというのも、改めて実感しました。
表紙の紙の触り心地が、とても気持ちの良い本です。
付箋を貼って、ラインを引きながら読みました。
これも、紙の本にしかできないことです。

本当に自分が良いと思うモノだけを売る、自分が良いと思うサービスだけを提供するビジネスってカッコいいと思います。
お客さんも、本当に良いと感じるから、リピーターになるというサイクルが生まれます。
そのような流れが、小さいながらも生まれてきています。
大型書店の閉店が増えていて、個人経営の小規模の書店の開業が増えているというのも、その流れの一つだと感じます。

この本を読んで、やるべきことが明確になりました。
先ずは瞑想です。
これまでも、瞑想に挑戦してきましたが、長続きがしませんでした。
今度は、1回１分でも良いから、ハードルを思いっきり下げて、再挑戦をしたいと思います。

それと、マルチタスクをやめるということです。
私は、テレビを付けて、Apple Musicで音楽を流して、iPadで動画を見ながら食事をしています。
人間の脳は、マルチタスクができるようには作られていないのです。
単に、タスクを切り替えているだけです。
これからは、やるべきことひとつに集中していきたいと思います。
食事をするときは、食事に集中します。
そうすると、本当の意味で味わって食べることができます。
これまでの私は、味なんて殆ど感じていなかったのです。

掃除をする時は掃除に集中し、本を読む時は本に集中する。
そんなことの積み重ねによって、新しいアイデアが生まれ、人生が変わるような気がするのです。