見出し画像

腸を知ると健康になる?~ 第2の脳と言われる理由 ~

1.腸と脳はつながっている

1.1 発生の起源が同じ

胎児の時から、腸と脳は同じ場所から作られ始めます。つまり、元はひとつのものだったのです。

1.2 神経系でつながる

脳と腸は神経を通じて常に情報のやりとりをしています。この神経経路を介して、お互いに影響し合っているのです。

2.腸の中の「第2の脳」

2.1 腸にも神経系がある

腸の中には、実は脳と同じように神系が多数あり、神経系が形成されています。これが「腸管神経系」と呼ばれるものです。

2.2 腸の動きを制御

この腸管神経系は、消化活動などの腸の動きを自分で制御しています。また、脳からの指令も受け取り調整しています。

3.腸内環境が脳に影響

3.1 腸内細菌の働き

私たちの腸の中には、約1兆個もの細菌が住んでいます。これらの腸内細菌は、免疫や栄養の吸収など重要な役割を果たしています。

3.2 神経伝達物質を作る


驚くべきことに、腸内細菌はセロトニンなどの神経伝達物質の材料となる物質を作り出すことができます。

3.3 神経疾患とのつながり

腸内細菌の異常は、自閉症やうつ病、アルツハイマー病など、様々な神経疾患の原因になる可能性が指摘されています。

4.免疫機能との関係

4.1 腸で免疫が働く


腸には「腸管免疫系」と呼ばれる、体の中で最も大きな免疫系があります。病原体から体を守る大切な役割を担っています。

4.2 免疫と神経のつながり


私たちの免疫細胞から出る物質は、神経細胞の活動に影響を与えることが分かっています。

5.食事と脳の健康

5.1 腸内環境に影響

私たちが食べる食事の内容は、腸内細菌の種類や活動に大きく影響します。結果として、脳にも何らかの影響があるのです。

5.2 神経伝達物質の材料


食事から取る栄養素の中には、神経伝達物質を作る材料となるものがたくさんあります。

5.3 認知機能や気分に影響

適切な食事は脳の健康維持につながり、認知機能の低下防止や気分の改善に役立つと考えられています。

6.ストレスと腸の健康

6.1 ストレスが腸に影響

ストレスを受けると、脳からホルモンが出て腸の動きを変えてしまいます。下痢などの症状が出る理由です。

6.2 慢性的ストレスの危険性

長期間ストレスがかかり続けると、腸の粘膜が傷つき、炎症を引き起こすリスクが高くなります。

6.3 心と体のバランス

腸の健康が保たれないと、脳の活動にも悪影響が出るため、心と体の健康を保つことが大切です。

7.まとめ

腸は食べ物を消化する器官だけでなく、第2の脳ともいうべき重要な役割を担っていることが分かりました。

発生源が共通する脳とつながり、神経を介して情報のやりとりをしています。腸内環境は脳の活動に影響を与え、その健康が精神面にも関係するのです。

適切な食生活と心身のストレス管理で、腸の健康を保つことが、脳の健康につながり、総合的な健康増進に役立つと言えるでしょう。


8.お知らせ

この度、公式WEBサイトをオープンしました!
各種SNSへのリンクと、どんなことを目標に掲げ昼夜努力しているのかのぞいて頂けると嬉しいです。
以下medibeauty公式WEBサイト

今回の内容は、以前投稿した「腸と美容の不思議なつながり」をさらに掘り下げた記事となっています。未読の方はこちらもぜひお読みください。

この記事が参加している募集

スキしてみて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?