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イラストレーターがメディックメディアに転職しました

こんにちは、メディックメディア メディカルイラストレーターグループ(MIG)note公式キャラクターのミグです!
今回は2022年秋に中途入社したにゅーろんさんにインタビューしてきました。

「よろしくお願いします」

早速ですが、これまでの経歴を簡単に教えてください!

美術系の大学院を修了後、出版社に就職して、科学系の月刊誌で2D・3Dのイラストを10年ほど制作していました。天文学・化学・物理学・生物学…と幅広い分野に関わりましたね。

就職活動では、とくにサイエンスイラストレーターを志望していたというわけではなかったんですか?

全然ないです。絵の仕事をしたい!というのが一番の志望動機でした。その月刊誌のことは「イラストがいっぱい載っていて、面白そうだな」と思って志望したのですが、私自身は科学に強かったわけではなく、むしろ一般的な人よりも苦手だったかな〜と思っています。ただ、いろいろ描く中で、人体を描くのって面白いな〜とは思っていました。

前職でとくに印象に残っているお仕事って何かありますか? もし、にゅーろんさんのキャリアのターニングポイントになったような大きな仕事があれば聞かせてください!

記念号の巻頭特集に向けて、在籍しているイラストレーター総出で人体全身の3Dを初めて作ることになり、自分がその総括をしたことですね。
それ以前にも臓器や組織を部分的に描くことはあったんですが、腸や心臓の複雑な構造を描いたことはなくて。しかも、それまで3Dをやったことのない人にも「とにかくソフトをインストールして、分担して制作してください!」とお願いして進行したので、なかなか大変でした。データの統合にもいろいろと問題があったし…。
ただ、一度全身作ってしまえば、その後も角度を変えたりして流用できるので、かなり役立つデータになりました。その企画をきっかけに社内の3Dの勉強が一気に進んだし、私自身すごくスキルアップしました。

それまでは、にゅーろんさん自身は3Dを制作されていたんですか?

大学院までは3Dの経験はゼロでしたし、入社した時点では3Dをやるとは思っていなかったですね。入社後に「3Dもやってください」と言われて、「あ、まじっすか」って感じでした。
ただ、たまたま身内に3Dソフトを扱える人がいたので、先生になってもらって、基礎の基礎から教えてもらえたのはラッキーでした。仕事で2Dと並行して3Dを制作していく中で、だんだん面白さに繋がっていったという感じです。

メディックメディアの会議室でインタビューしました

なるほど〜、就職して初めて3Dの世界に入ったんですね。10年も在籍した会社ですが、どうして転職しようと思ったんですか?

やっぱり、昨今の出版不況のあおりを受けたのが大きいですね。担当していた月刊誌が、徐々に「過去に反響の大きかった記事をまた繰り返し作る」みたいになってしまって、あまり新しいことができなくなってしまったんです。それと同時にマンパワーも減っていって、結果として同じ記事をまた作る…というループに入ってしまって。
私は3Dをやっていく上で、違うソフトで作ったらどうかなあとか、新しいアドオンを試してみようとか、新しい技術や表現を取り入れていくことが面白いと思っていたので、「もうこの会社じゃなくて、今までのスキルを役立てつつ、新しいところでチャレンジできないかな?」と思って探し始めたのがきっかけです。

複数の会社を受けられたと思うんですけど、その中でメディックメディアへの入社を決めた理由は何ですか?

メディックメディアは書籍出版だけじゃなくて、メディア展開とか、現代のニーズにフォーカスしていて、新しいことに対して積極的なのかなと思って、そういうところに魅力を感じまして。

実際、入社されてみてどうですか? 入社前のイメージと入ってみての印象って違いました?

う〜ん、文化が違うな、というか…。「田舎から都会に来た」みたいな感じですかね(笑)。

都会…というのは、南青山(※)がですか…?

(※)メディックメディア編集部は東京のオシャレタウン南青山にある。
が、南青山という立地を前提にした仕事は少ない…はず。

立地のことじゃないです(笑)。前の会社はかなり少人数でやっていたので、「この件はあの人1人に聞いておけば大丈夫!」みたいなところがあったんです。逆にいえば、チームで情報や経験を共有する、っていう仕組みが薄かったというか。でも、メディックメディアは人数が多いので、Google Workspaceを使ったりして、情報の共有化がいろんなツールで進んでいるので、そこがすごくいいなって思いました。

そうなんですか! 外からそんな風にみえているとは気づかなかったです。ほかに、メディックメディアに来てよかったとか、気に入っているところはありますか?

まずは自分のスキルが活かせたということですね。
もう一つは、自分自身や家族が医療従事者の方々のお世話になることが多いので、医療に携わる方々に役立つような仕事ができる点は嬉しいです。

確かにそういう側面は大きいですね! 逆に、ここはちょっとな、と思っているところがあれば率直に教えてください!

特にないんですけど、私は朝9時から勤務しているので(※)、昼休みが13時からだとちょっとお腹がすいちゃうことです(笑)。11時過ぎたくらいには…何か…。

(※)メディックメディアの基本的な勤務時間は10〜18時(13〜14時が昼休み)。育児中の社員は時短勤務や、9〜17時など、変則的に勤務することができる。

お腹すいちゃいますよね。デスクで間食しないんですか…?

してますよ! ただ、過去に体重がすごく増えちゃって、服のサイズまで変わったことがあって。元の体重まで落としたんですけど、もう二度とあの頃に戻りたくないから頑張ってキープしよう!って思ってまして。

ストイックだ…! ロボさんのデスクからは一日中咀嚼音がしているというのに…!

……。

話を戻しまして、現在メディックメディアで担当している業務を教えてください。

メディックメディアでも3Dを担当しています。Mayaデータの人体3DCGモデルを使って、解剖学の学習に役立つようなコンテンツ作成を進行中です。基本的には『病気がみえる』シリーズのコンテンツとして考えているんですけど、今後の展開としては『みえる』以外の書籍とか、WEBコンテンツオンリーのものとか、色々と他に転用していけるといいな…、というところです。

それこそ、1つ3DCGモデルがあれば、いろんなコンテンツに使っていけますもんね!
では最後に、メディックメディアで今後こんな仕事がしたいとか、こんなプロジェクトに関わりたいというのがあれば、ぜひ抱負を聞かせてください!

子どもの急な病気に不安になる親のために、症例や対応がすぐにわかるようなコンテンツがあったら嬉しいので、将来的にそういうのが作れたらいいなと思っています。私自身は医療の素人ですけど、小さい子どもを育てているので、親というユーザー目線には立っているかなと思うので。

とってもいいですね! ぜひ、コンテンツの3DCGだけじゃなくて企画の立ち上げからやってほしいなあと思います。これからどうぞよろしくお願いします!

2023年4月現在、メディックメディアMIGには13名が所属しています。入社ルートの内訳は、新卒6名・中途7名です。
中途イラストレーター・CGクリエイターの選考は年2回実施予定です。興味のある方はこちらのページを覗いてみてください。

#入社エントリ #転職してよかったこと #イラストレーター #メディカルイラストレーター

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