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ひきこもり勉強会に参加してきた③

前回の記事はこちら ↓ ↓ ↓

DVDを視聴した感想を書いております。

ひきこもりを支える地域の拠点

初めに、国が自治体ごとに設置を進める『ひきこもり地域支援センター』について、横浜市のケースが紹介された。

ユースサポーターという見慣れない言葉を目にした。このサポーターは、学生や経験者などの当事者の世代に近い層のメンバーが含まれている。
特に高度な専門性は必要なくて、倫理や道徳等の支援に携わる上で学ぶことを経て、付き添いや訪問支援等を行う。まるでピアカウンセリングのようで、とても良い取り組みだと私は思えた。

また、ひきこもりフューチャーセッションのなかに印象力アップ!講座がとても印象に残っている。
元ひきこもり当事者だった方がそのセンスを活かして、参加者それぞれが今ある服装でコーディネートをしていったり、1人1人に合う着こなし方を伝授するという内容のものだった。

とてもナイスアイディアで、素敵な取り組みだと感じた。外に出かける前って、まず何着ていくか?服装どうしよう・・・ってなるし、悩んでるうちに段々億劫になってきて最悪出かけるのやめてしまう場合もある。過去にそんな経験があったことを思い出した。

語弊がある言い方みたいになりますが、社会に馴染む為に、ちょっと〝擬態〟するというか…そんな方法を学べるっていいな。参加してみたいと感じた横浜での取り組み、、個人的にとても魅力的に見えた。

ひきこもりの〝高年齢化〟と向き合う

ひきこもり当事者の平均年齢が34.4歳
30~40代が多いとのこと。

「何歳からでも再出発できる!「もう遅い」という認識は誤りだ」と、斎藤 環氏が話されていた。

アウトリーチでは お宅に訪問する際に、心の悩みを聴くのではなく「出かけたい」と思わせる情報を伝えた方がいいとのこと。例えば、講演会の案内や、求職支援プログラムという支援金を貰いながら資格取得するというような、本人に有益である情報を提供するという形が望ましいとのこと。

秋田県のある社協での取り組みでは、実態調査により、ひきこもりの高年齢化が浮き彫りになった。地域の特産品を活用するという工夫を凝らして、社会復帰を支えるといった取り組みが紹介された。

そのなかで、ある1人の実際にひきこもっていた男性が、高齢者支援にあたっている様子が映像で流れた。地域の特色を活かし、人手不足を当事者の方々が補うことで、それが社会とのつながりになる。

地域の数と同じくらい、サポートのバリエーションを組み合わせられるかもしれない と思えた。

〝当事者発〟の新たな潮流

ひきこもりの当事者と『対話を行なう交流会』を通して、「ひきこもり新聞」や「ひきこもり大学」などのユニークなプロジェクトを次々と生み出している新世代の試みが紹介された。

いくつかのテーブルに、様々なトークテーマが設けられていた。

【人が怖い 】  【恋愛】     【結婚】
【ファッション 】  【外に出られない】
 【苦手なこと 】                                 ・・・etc.

そのなかで、1番印象的に残ったテーマが【ここに居ない人のテーブル】でした。

今、家から出てこれない人、この場所が合わなかった人など、、そんな方々が いつかここに来られた時に、居心地の良い空間にしたいという想いがあって、テーマを設けたそうだ。

「あなたはひとりじゃない」

そういうメッセージ性を感じました。

ゴールが「就労」だけではないということ。就労する以前に、様々な課題や悩みがあるということ。それらを吐き出し、打ち明けていく。自分という存在を受け入れてもらい、認めてもらうこと。それがきっかけで大きな力が得られたり、前を向けるようになるんだということ。

またグループ作って意見交換する時間もあったけど、参加する余力があまり残っていなかったのと、またモヤモヤするのでは?とか気疲れしそうとか予期不安が重なり、参加せず途中で帰った。もう最終日はDVD視聴のみでいいやと決めていた。

ひきこもりが問題と見なされない社会を目指す。
そういう社会があってもいいと思う。
長い人生のなかで、誰だってひきこもりたくなる時はあるんじゃないかな。そんな風に共感していったり、わかってくれる人達がちょっとずつ増えていけばいいなと私は思うのです。

最近、ひきこもり関連でひきポスの記事読むようになったので貼り付けておきます。

ひきこもり勉強会の初回記事はこちらから ↓ ↓ ↓

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