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30歳にしてやっと自分をゆるそうと思えた。


私について

前職を退職した約半年の期間を経て、
有り余ってたエネルギーを放出しようと、気合十分で転職した矢先、
約半年後を迎えた今、適応障害(抑うつ状態)と診断されています。

今回は、どのような経緯でなったのかを詳細に書きたいと思います。
自分自身では自覚症状あるけれど、他の人からは気づかれないこともあるので、
心と体の状態のバランスがどう変化して行ったのか、身近にいる人が経験しているが、
経験していないからどう寄り添えばいいかがわからない方に向けて、
少しでも役に立てばと思います。

知らぬ間に色んな重荷を自分に背負わせていた

自分でも徐々に精神底に落ちていく状況には気づいていましたが、
「もう少し頑張れば」、「今は一時的に辛い状況なんだ」と自分に言い聞かせていました。
不眠や味覚障害などの不調を騙し騙しやり過ごした結果、
ある日、朝起きた瞬間にはもう一人の自分が「もうダメ。」と言いました。
体以上に感情が動かないという感覚になりその日に病院に行きました。
医者さんには「どうする?」と聞かれ、「休みたいです。」と言葉にした瞬間、
”何してんだよ、自分をもっと愛そう”と思った。

▼詳しい経緯

転職1ヶ月目

フル出社・毎晩夜遅く、22時頃に夜ご飯を食べる毎日が続いてました。
平日夜は仕事が翌日に疲れが出るので回数が格段に減った代わりに、
ストレスは過食(深夜のチョコとパンの暴食)で紛らわしていました。

週末は普段は遠出するタイプでしたが、平日の疲れから体を休めたくて、
寝てばかりの週末が続いたものの、胃腸の違和感と不眠が続いていました。
原因は明らかに残業・脳疲労・生活習慣による不調でした。

転職2ヶ月目〜3ヶ月目

残業を減らし、ヘルシーなご飯に切り替えようといろいろ試してみるも
生活には一向に慣れず、一方で業務量は増えていきました。
仕事内容が大きく変化し、慣れない仕事が続き、社内でよく飛び交う
成果・成長・変化・目標・市場価値という言葉に徐々にプレッシャーを感じていくようにもなりました。
頭痛が慢性的になり、過食からの栄養失調で、
気づいたら味覚障害(食べるものが全て塩辛い)にもなっていました。

同期や入社年時が近い人と話すことで一定吐き出せていましたが、
今の生活を改善する未来が見えず、
変化の変数が多く処理をしきれなかったのだと思います。

転職4ヶ月目

入社以来の不眠は続いたまま、クマも日に日にひどくなり白髪も一気に増えていきました。
覇気がない、何をするにも意欲が湧かない、趣味が楽しめない、
楽しい感情がわからない、何をするにも判断できない、
光が眩しい、人と話すのが億劫になる、匂いがきつく感じる、
食事が楽しくない、など感覚的にも繊細になり仕事への支障も出始めたいたことに気づきました。

同期や少し上の同僚に話を聞いてもらったり、上司にも業務量を相談していましたがが、
「みんなが通る道」「その時期のあるある」という流れで話は終わり、
結局「自分の頑張りが足りないこと」が原因であるという思考に陥って陥っていました。
その時は自分なら大丈夫と希望も込めて納得してさせていましたが、
どこか本当に自分の現状を把握してアドバイスしてくれているのか疑問に感じる部分もありました。

そんなある日、ベッドから起きようとするがうまく脳が動かず、
毎朝のルーティンが明らかにできなくなっていました。
ただ明らかに悪化している自分の状態に、
はじめてメンタルクリニックに行き、「うつっぽいね」と言われました。
しかし、1回目に言われた時点では仕事への意欲がまだあったので、
薬を処方してもらい、上司にも仕事量を相談し仕事を再開しました。

しかし、仕事量は変わらず結果的に増えていき、
休んでた分のビハインド、全体目標の引き上げに伴い、
目標の引き下げは個人適用とはされなかったように思います。

転職5ヶ月目

薬で無理やり寝るように体にはムチを打ちながらも、
心はどんどん弱くなっていきました。
できなかった理由を全て責められていると感じようになり、
とにかく仕事で何一つ自信が持てる業務がなかった状況にありました。
褒められても素直に喜べませんでした。

ある日、別部署の人に「大丈夫?」と声をかけられた瞬間、
泣き出してトイレに逃げてしまったほど。

そのうち人と話すことも億劫になり、情報が全てなので
自分から取りに行かないと仕事が前に進まない。

トイレに行くたびに目を腫らしたある日の晩、
電車で涙目をぎりぎり堪えながら、誰もいない夜道を
泣きながら家のドアを開けたとたん過呼吸になるほど
涙が溢れ出てしまいました。
家族にも初めて「もう無理」という話をしました。

休職を決断

翌日、2回目の病院へ行き、1ヶ月ほど休む選択をした。
なぜここまで我慢していたのか?と思うのですが、
キャリアのために常に「頑張らなきゃ」「努力が足りない」
「もっと成長しなきゃ」という呪縛に囚われていました。

これまで家族にも愚痴や弱音をあまり吐かず、
友達と会う時も常に仕事頑張っていい感じと思われたかったのだと思います。
ずっと承認欲求を求めて仕事が全ての人生になりすぎていました。

これから

休み始めた直後は、頭痛や食欲がなくほぼ寝たきりでしたが、
1週間経った今は、もともと好きでしたが家事や料理が楽しくなってきました。
何より近くのパン屋にまた通えるのが嬉しくて、
パンの匂いで充満されている袋を持ち運ぶのが何より幸せです。

少しずつ日常の小さな悦び、自分の好きなことで好きな時間を増やしていきたいと思います。
「数年後のネタになってればいいや」
「また新しい自分を見つけた」と思って、
もっと自分の心をオープンにしていこうと思います。

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