エンタメコンテンツ偏愛シャッフル:「最強のふたり」

エンタメコンテンツ大好き、暇さえあれば読書に映画にドラマに音楽にを貪欲に鑑賞しています。

ただただ大好きなものをゴリゴリ人に勧めたい。

そんな欲求を満たすために紹介していきます。

「映画:最強のふたり」

とにかく元気が欲しい時に観る映画。実話を元に作られているそう。

首から下が動かない大富豪フィリップと彼の面倒をみることになったスラム出身の黒人ドリス。何から何まで正反対のふたり。

ドリスはやりすぎなくらい、フィリップの障がいをネタにしまくるしまくる。
その上フィリップの感覚のない足に熱湯かけたり、読んでるのに音楽聴いてて気づかなかったり見てるこっちがハラハラするのだけど、ドリスは一向におかまいなし。

でも、その遠慮のなさや、思いもかけない方法で助けてくれるところ、しょうもないことする背徳感、素直な心で気取った連中を笑い飛ばす根性なんかが、フィリップにはたまらなく欲しかったものだったんだなと思った。
会話が下品で最高!笑

障がいがあるということで引け目を感じて好きな人(ペンパル)との関係を踏み出せないフィリップに、彼なりの方法で励まし、背中を押すドリス。
「口座残高以外で勝負したいな」っていう趣旨のフィリップの言葉がなんか切なかった。

とにかく一緒に過ごしている時間が楽しそう。
最初は障がいとか貧困とかで同情の感情が大きかったけど、そんなふたりがだんだん羨ましくなってくる。途中からぜんぜんかわいそうじゃない!
これがこの映画の狙いなのかな。
だから余計にふたりが離れたときに切なくて切なくて。そこだけ泣けた。

そしてふたりは楽しく過ごすだけでなく、お互いから学んで成長しています。
フィリップは娘をバシッと注意できるようになったし、ドリスは紳士的なやり方で路駐の運転手に接することができるように。

重くなりがちなテーマなのに、感動の押し付けがなくて、観たあとの感じはさっぱり。
そしてそこがすごくいい。




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