わたしたちは星くずでできてる。某雑誌の文言に、はっとした。

事実なのに、こう目の前で書かれると、素敵すぎて目眩がする。

こんな、途方もなくてくらくらすることを、あえて考えてみるのが好きです。

ロマンはあるか？というやつ。

例えば、化学の資料集か何かにあった話。

仮にクレオパトラが飲んだ1杯のワインの水分子が世界中に均等にばらまかれたとした場合。

現代で自分がコップに汲んだ水には、約10個のその時の水分子が入っている、という話。

この話、結構衝撃を受けました。

え？クレオパトラのたった一杯のワインの中身が？

これ、単にすごい数の水分子がコップ一杯に入っている、ということを示す計算なのですが。

想像力がたくましいので、水分子の遥かな旅を思ってしまう。

海に流れて対流に乗ってみたり、蒸発して雲になって優しい雨になってみたり、時に清流、時に濁流となって、日本の地で湧いて出てきてくれた、たった10個の水分子たち。

なんか、書いてたらまた感動してきました。

でもこれ、もう一度言うけど、ただの水分子の数の多さを実感するための計算なんです。

*検索してみたら丁寧に解説してくださっているサイトがありました。

あとは、例えば先ほどの星くずの話。

ビッグバンの際にできた元素は水素、ヘリウム、リチウムといった軽い元素だけだった。

それらが恒星となり、核融合反応を経て、より重い元素がつくられていく。

さらに超新星爆発とか中性子星合体とか壮大で爆裂な現象が起きて、もっともっと重い、そして希少な元素ができてきた。

それらが巡り巡って、現在進行形で私たちを、私たちの身の回りのもろもろを構成している。

これが、私たちは星くずでできている、の所以だ。

ちなみに人間の構成はこんな感じだそう↓

酸素 : 65%, 炭素 : 18%, 水素 : 10%, 窒素: 3.0%, カルシウム : 1.5%, リン : 1%

その他 : 1.5% (硫黄、カリウム、ナトリウム etc..)

*人間の体は原価でいうと13,000円くらいだそうです。確かに成分見ると安そう。。。

ちなみに人間の構成は元素生活で学びました。

あとは、宇宙の果てがどうなっているのか、とか考えるのも好き。

確かに私たちの現実の時間で存在しているはず？の、最果ての地。

でもじゃあその外側は？ていうかビッグバンの前はなんだったの？無、ってなに？なんで無から有ができたの？

こんな感じで、世界は途方もなすぎて、そしてそれを敢えて目の前において実感するのが好きで、そしてほんとに長生きして色々知りたいと思うのです。