「ニシノユキヒコの恋と冒険」:エンタメコンテンツ偏愛シャッフル

エンタメコンテンツ大好き、暇さえあれば読書に映画にドラマに音楽にを貪欲に鑑賞しています。

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毎日20:00、力つきるまで!

「小説:ニシノユキヒコの恋と冒険」

時々無性に読み返したくなる本。


世間一般にいえば優秀でそつがなく、何歳のときもすごくもてた西野幸彦。
好きになってくれる女性は沢山現れるし愛してくれた女性もいたのに、最後にはいつも去られてしまう。


自分も愛そうとするのに、うまくいかない。
ぼんやりとした輪郭しか持たず、彷徨う彼は幻か亡霊のよう。

この本に出てくる女の人の好きなところは、自分+ニシノユキヒコという関係に、きちんと向き合っている気がするところ。

もちろんそれぞれの向き合い方は違う。
例えばニシノユキヒコに他の女がいても、自分を愛さなくなった(あるいは最初から愛していなかった)とわかっても、彼女たちにとってそれはニシノと別れる理由とはならない。

その世界には、ニシノが、ではなくて、自分が愛しているかという尺度がはっきり存在している。


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