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支援が必要な子どもと、社会保険料の闇

Voicyの細野豪志さんの放送を聴きました。精神科医のkagshunさんとの対談です。

印象に残ったことがいくつか。

○子どもの育ちに必要なのは愛着で、血筋は第1ではない。

実親でも児童虐待をしていれば、子どもは健全に育たない。
他人が育てたとしても、愛着が形成されれば、子どもは健全に育つ。
それでも、子どもは実親からの愛情を求めてしまうそうです。

里親の話題が出ていましたが、先進国では施設ではなく、家庭で育てる方向性に変わっていっている。里親の制度が進んでいる。
施設で、多数の子どもの中の1人という存在より、里親のもとで、自分に一対一で向き合ってもらえたほうが、その子の自己肯定感は高まり、精神が安定しますよね。
日本はその点はまだまだとのこと。

○障害は連鎖する可能性が高いので、福祉にたどり着かない人がいる


遺伝的要因が大きいから、知的な障害、発達の障害の傾向を持って生まれてくる場合が多い。

日本の福祉は申請主義なので、親に精神疾患があったり、障害があると、そもそも支援に結びつかない。という問題がある。

虐待などが始まってしまってからでは、介入するのが難しい。未然に防ぐ方法が必要。
リスクのある家庭を絞り、親子関係をフォローする行政の仕組みが、妊娠中から母子手帳と連動してあったら。

ばら撒きではなく、必要な所にピンポイントで届ける支援が必要。

○子どもへの支援を充実させていくには、予算をどこから捻出するか?

これには、kagshun先生は、
医療費を削減する必要がある。
薬の処方が無制限だと、感じる。
後期高齢者の負担割合を変えるしかない。1割負担はこれから崩壊する。
サービスは無料ではなく、救急車など低額でも有料にしたほうが良い。
医師も不足し始めているので、大事にしていかないといけない。患者側も意識する必要がある。

と、おっしゃっていました。
細野豪志さんも納得の様子でしたが、医師会との合意の難しさをおっしゃっています。。

このあたりは、木下さんのVoicyでも触れていましたね。

人的供給制約の話とも繋がりますが、働ける人口が減っているということは、社会の規模を小さくしないと維持ができないということ。
私を含め、日本人の意識を変えていかないといけないですね。


お読みくださりありがとうございました。

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