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海がある、お前の手のひらの海がある。2022/02/19

 土曜日。家でひたすら本を読む。大手拓次の詩集と吉岡実の詩集を並行で読む。大手拓次のナイーブさはたまに甘ったるく感じるけれど、恋っぽいこと言わなければよい感じ。吉岡実は今読むとちょっと香りがきつすぎる香水って感じ。作為的過ぎる感じがするからだろうか。

海がある、
お前の手のひらの海がある。
苺の実の汁を吸ひながら、
わたしはよろける。
わたしはお前の手のなかへ抱きこまれる。
──「しなびた船」より


自分の好きなことを表明すると、気の合う仲間が集まってくるらしい。とりあえず、読んでくれた人に感謝、スキ押してくれた人に大感謝、あなたのスキが次を書くモチベーションです。サポートはいわゆる投げ銭。noteの会員じゃなくてもできるらしい。そんな奇特な人には超大感謝&幸せを祈ります。