むささび|本と美術と旅

本と美術と旅と、好きなこと色々。読みたい本、行きたい場所が、きっと見つかるnote。最…

むささび|本と美術と旅

本と美術と旅と、好きなこと色々。読みたい本、行きたい場所が、きっと見つかるnote。最近は暮らしとインテリアに夢中。太宰治作品を全部読みました。東京都在住の社会人3年目。Podcast「読書ラジオ|本の海を泳ぐ」もやっています!

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「むささび|本と美術と旅」の道案内

note「むささび|本と美術と旅」をお読みいただき、いつも本当にありがとうございます。 初めは本のことについて書くnoteでしたが、時間が経つにつれて様々なジャンルへと興味が広がり、シリーズものの記事も増えてきました。 というわけで、今回は「むささび|本と美術と旅」の道案内として、当noteの簡単なご案内をさせていただきます。 ※2024年3月20日最終更新 まずはこちら 〜おすすめのnoteたち〜 ■自己紹介 自分自身について書いたnoteはあまり多くありません

    • これから太宰治を読みたい人へ。 〜「太宰治全部読む」を終えて〜

      私は、太宰治の作品を全部読むことにした。 太宰治を全部読むと、人はどのような感情を抱くのか。身をもって確かめることにした。 前回の『地図 初期作品集』をもって、これまで約1年半にわたり続けてきた「太宰治全部読む」が、めでたく最終回を迎えた。 今回は、企画の締めくくりとして、これまでの「太宰治全部読む」の取り組みを総括してみたい。 太宰作品をひたすら読み続けた結果、私は何を思ったのか。 そして、せっかく太宰作品をたくさん読んできたので、これから太宰治を読みたい人に向け

      • 木のぼり男爵さんの以下のnoteで、先日併読について書いた記事を紹介いただきました! ありがとうございます🙇 https://note.com/gnossienne/n/n9500a4a2b672 複数の本を読んでいるとき、頭をリセットするためにふと立ち帰りたくなるような作者さんがいること、すごく共感でした。

        • ありがたいことに、500名のフォロワーさんにフォローいただきました🎉 これからも細々と、本や旅、暮らしなどについて、好きなことを好きなように、書き留めていきたいと思います。 皆さま引き続きよろしくお願いします!

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        「むささび|本と美術と旅」の道案内

        • これから太宰治を読みたい人へ。 〜「太宰治全部読む」を終えて〜

        • 木のぼり男爵さんの以下のnoteで、先日併読について書いた記事を紹介いただきました! ありがとうございます🙇 https://note.com/gnossienne/n/n9500a4a2b672 複数の本を読んでいるとき、頭をリセットするためにふと立ち帰りたくなるような作者さんがいること、すごく共感でした。

        • ありがたいことに、500名のフォロワーさんにフォローいただきました🎉 これからも細々と、本や旅、暮らしなどについて、好きなことを好きなように、書き留めていきたいと思います。 皆さま引き続きよろしくお願いします!

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          私が併読をすすめる理由。

          本好きの皆さん、「併読」してますか? まず、併読とは何か。広辞苑を引いてみます。 このnoteでいう併読とは、2冊以上の本を、同時並行で読み進めることを指します。 本の読み方は人によって千差万別ですが、大きく「併読するか/しないか」に大別できます。 複数の本を同時に読み進める”併読派”。一冊の本を読み終えるまで別の本に移らない”熟読派”。 皆さんは、どちらの読み方で読書をされていますでしょうか? 私は、生粋の”併読派”です。 それも、「読んでいる本に飽きたから、

          私が併読をすすめる理由。

          #3 Tokyo Minimal Life. |小さなワンルームにダイニング空間をつくる

          自分好みの豊かな生活を実現することを目指して、日々の暮らしやインテリアをアップデートしていく、「Tokyo Minimal Life.」。 第3回目の今回は、「小さなワンルームでも、ダイニング空間をつくりたい!」ということで、ダイニングテーブルとチェアを購入しました。 しばらく使用してみて、とても素敵なプロダクトだと感じたので、ご紹介します。 ダイニング空間をつくりたい! 第1回ルームツアーのnoteをお読みいただくとわかるように、私の家には、作業用の電動昇降式デスク

          #3 Tokyo Minimal Life. |小さなワンルームにダイニング空間をつくる

          #18 太宰治全部読む |遂に最終回!作家太宰の誕生前夜

          私は、太宰治の作品を全部読むことにした。 太宰治を全部読むと、人はどのような感情を抱くのか。身をもって確かめることにした。 前回の『ろまん燈籠』では、日中戦争・太平洋戦争が勃発した時代の短編を読み、太宰の「文学のために死ぬ覚悟」を感じ取った。 18回目の今回は、『地図 初期作品集』を読む。 これまで1年以上にわたって続けてきた「太宰治全部読む」も、遂に最終回。果たして最後に、どのような作品が待っているのだろうか。 太宰治|地図 初期作品集 本作は、処女作『晩年』の

          #18 太宰治全部読む |遂に最終回!作家太宰の誕生前夜

          人生初のオーケストラ。NHK交響楽団の定期公演を聴いてきました! シューベルトの交響曲第4番と、ブラームスの交響曲第1番。クラシックにはあまり詳しくないけれど、一体感のある演奏に鳥肌が立ちました。もう一度、のだめカンタービレを観たくなりました。

          人生初のオーケストラ。NHK交響楽団の定期公演を聴いてきました! シューベルトの交響曲第4番と、ブラームスの交響曲第1番。クラシックにはあまり詳しくないけれど、一体感のある演奏に鳥肌が立ちました。もう一度、のだめカンタービレを観たくなりました。

          #2 Tokyo Minimal Life. |愛用バックパックと、その中身について

          自分好みの豊かな生活を実現することを目指して、日々の暮らしやインテリアをアップデートしていく、「Tokyo Minimal Life.」。 第2回目の今回は、愛用バックパックと、その中身について。 ずっとやりたかった「What's in my bag?」に挑戦してみようと思います。 愛用バックパック WEXLEY|STEM EVERYDAY PACK 私が愛用しているのは、WEXLEYの「STEM EVERYDAY PACK」というバックパックです。 サイズは20

          #2 Tokyo Minimal Life. |愛用バックパックと、その中身について

          美術展が好き。 |「マティス 自由なフォルム」展を、”自由に”鑑賞してみた

          今回は、国立新美術館で2024年2月14日~5月27日に開催中の、「マティス 自由なフォルム」展について。 マティス、好きなんですよね。最初に開催案内を目にしてから、この美術展には絶対に行こうと決めていた。 美術展に足を運ぶのは久しぶりだったが、「そうそう、これこれ!」と楽しさを再認識して、今年もたくさん美術館へ行こうと決意した。 そして今回は、いつもとは異なる”自由な”鑑賞スタイルで、展覧会を回ってみた。 結果として、これまで美術展を見て回るときにうっすら感じていた

          美術展が好き。 |「マティス 自由なフォルム」展を、”自由に”鑑賞してみた

          ウェス・アンダーソン監督の「アステロイド・シティ」が面白い! これをCGではなく、実際にスペインの荒野にセットを組んで撮影したというから驚き。どこか恐ろしさすら感じる映像美へのこだわり。未知との遭遇。そんな映画でした。

          ウェス・アンダーソン監督の「アステロイド・シティ」が面白い! これをCGではなく、実際にスペインの荒野にセットを組んで撮影したというから驚き。どこか恐ろしさすら感じる映像美へのこだわり。未知との遭遇。そんな映画でした。

          今日も、読書。 |”色彩”を持つ文章、キャンバスに絵の具を乗せるように

          皆さんは、小説を読んでいて、”色”を感じた経験はあるだろうか。 一般的な書籍は、基本的にモノクロである。白地の紙に、黒の活字が印刷されている。 もちろん、小説を読みながら、書かれている情景描写を思い浮かべて、色彩を感じることはある。 どこまでも広がる海の青、鬱蒼と生い茂る植物の緑。脳内に色とりどりの情景が浮かび、美しさを感じることはある。 今回ご紹介するのは、その色彩感覚とは少し異なる種類の、”色”を感じる読書体験。 うまく言葉にできないけれど、モノクロのはずの活字

          今日も、読書。 |”色彩”を持つ文章、キャンバスに絵の具を乗せるように

          「太宰治全部読む」が、次回でようやく最終回となります。長かった、本当に長かった。 そして、次なる「全部読む」の対象を考えているのですが、なかなか妙案が浮かばず……おすすめの作家さんがいらっしゃいましたら、ぜひ教えてください!

          「太宰治全部読む」が、次回でようやく最終回となります。長かった、本当に長かった。 そして、次なる「全部読む」の対象を考えているのですが、なかなか妙案が浮かばず……おすすめの作家さんがいらっしゃいましたら、ぜひ教えてください!

          すっかり熟成した”積読候補本”たちを供養しよう #うちの積読を紹介する

          面白そうなお題を見つけたので、急遽noteを書くことにした。 「#うちの積読を紹介する」は、読んだ本ではなくて、まだ読んでいない本、これから読もうと思っている本を紹介するところに、いつもと違う面白さがある。 昨年ひとり暮らしを始めたタイミングで、実家にあった本を少しだけ新居に持ってきてはいるが、ほとんどは手放すか、実家に置いてきてしまった。 加えて最近は、図書館を頻繁に利用している(ひとり暮らしの出費スゴい……)。そのため、今新居にある積読本は、実はかなり少ない。 そ

          すっかり熟成した”積読候補本”たちを供養しよう #うちの積読を紹介する

          【雑記】今のお仕事のこととか、転職のこととか。

          これまでこちらのnoteで、お仕事について書くことはほとんどありませんでした。 それは、私の中で、お仕事とプライベートを、完全に切り分けて考えていたからだと思います。 仕事は、仕事。プライベートは、プライベート。 noteで書くのは、読書や美術館巡りや旅など、プライベートのことだけ。そんな考えがありました。 今回は、ほんの少しだけ、今のお仕事のことと、転職のことについて書いてみようと思います。 社会人生活を3年続ける中で、仕事に対する考え方も、徐々に変わってきました

          【雑記】今のお仕事のこととか、転職のこととか。

          #17 太宰治全部読む |文学のために死ぬ覚悟を決めた

          私は、太宰治の作品を全部読むことにした。 太宰治を全部読むと、人はどのような感情を抱くのか。身をもって確かめることにした。 前回の『新樹の言葉』では、太宰の前期〜中期の過渡期に書かれた短編を読み、彼が自由で芸術的な作風を見出すまでの、試行錯誤の過程を追った。 17回目の今回は、『ろまん燈籠』を読む。果たしてどのような作品なのだろうか。 太宰治|ろまん燈籠 本作『ろまん燈籠』は、前回の『新樹の言葉』に続く、1941〜1944年に執筆された短編16編を収録している。

          #17 太宰治全部読む |文学のために死ぬ覚悟を決めた