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相手先の会社が「あなたが死んだらどうするんですか?」と質問してきたとき

「あなたが死んだらどうするんですか?」
不具合対応やサポートに対する不安があるという理由で
ソフトウエア開発等の技術的な部分に折り合いがついてきた時に
必ずこう質問されます。

その時は「これは、もうどうすることもできません」といいます。

質問してきた方も人はみな死ぬとかこんな事聞いてどうなるという気持ちがあるかもしれませんが、聞く役目なのだろうと思って次のように話します。

『「ソースプログラムを金庫にCDで保管し、死んだらそれを渡します」と契約書に記載して対処したことが実際にありますのでご希望なら対応可能です。加えて、実際このような対応をした相手先の会社に限って部門がなくなったり、会社がつぶれたり、M&Aされたりしています。』

これで納得してくれとはいいませんし、ほら見たことかという意地悪な気持ちではないのです。ソフトウエアというものは弊社に限らずこのようなものであり、ソフトウエアは高度になればなるほど人に依存します。また物事というのは変化するのです。相手だけが変化するのではないのです、自分たちもまた変化の中にあるのです。

私は、これからの時代はほとんどのことがネットやAIで解決できる、解決方法を知ることができる、何がリスクなのか教えてくれるでしょう。しかし現場で起こっている問題は教科書とおりではないことが起こります。このような問題を解決できる人、手を動かせる人にダイレクトにつながることがリスクを減らすことだと考えてます。

とは言え、私たちはこの問題に対して何も考えてないわけではありません。
直ぐに答えがでない難し問題ですが、どうにかしようと努力し、いい回答が返せるようにしたいと思います。