見出し画像

土壌微生物と協力して、地球の空気をきれいにする方法

こんにちは!ブログを読みにきてくださりありがとうございます。
現在、茨城県で複数の農家さんと連携しながら、未来の食の豊かさを守るために農業イベントや農産品の加工を事業としてやっています。

地球の環境が危機的状況を迎えている中、農業を守ることは非常に重要なタスクです。その一つの観点として、「土壌微生物との共生」が注目されています。
このブログでは、子供でもわかりやすく、土壌微生物が二酸化炭素を減らすメカニズムを簡単に書いてみました。

ぜひお子さんと一緒に、農薬や化学肥料に頼りすぎない農法について考えてみてはいかがでしょうか?

土の中の小さな生き物とは?土壌微生物の働き

土の中には、目に見えないほど小さな生き物がたくさんいます。
これらの生き物たちは、植物の残りカスや葉っぱを食べて、土を豊かにしてくれます。
このおかげで、植物は元気に育ち、私たちに酸素を供給してくれます。

土の中の小さな生き物には、バクテリア、菌類、線虫、微小な昆虫などがいます。
これらの生き物たちは、土壌の健康を維持するために欠かせない存在です。

例えば、菌類の一種であるミコリザ菌は、植物の根と共生関係を築き、水や栄養素の吸収を助けます。
この関係は植物が育つ上で非常に重要で、健康な植物は私たちに酸素を供給し、二酸化炭素を吸収するのに役立ちます。

また、バクテリアは植物の残りカスや葉っぱを分解する際に、土壌に必要な窒素を供給するプロセスに関与しています。
この過程を通じて、土壌は肥沃(ひよく)になり、さらに多くの植物が育つことができます。

さらに、土壌中の微小な昆虫や線虫は、有機物を分解することで土壌構造を改善し、空気や水の流れを良くします。
これにより、植物の根が深くまで伸びやすくなり、健康的に成長するのを助けます。

これらの生き物たちの活動は、見えないところで私たちの生活を支え、地球の環境を守る大きな役割を果たしています。

みんなで協力して空気をきれいにする方法

植物は日光を浴びて、空気の中の二酸化炭素を吸収し、酸素に変えるすごい力を持っています。
このとき、植物は根から「おやつ」を出して、土の中の微生物にあげます。
土の微生物は、このおやつをもらって喜び、お礼に土を良くする手伝いをします。
このようにして、植物と土の中の微生物は協力しあって、空気をきれいにするのです。

私たちにできること

  1. 家庭で野菜や花を育てる:自宅の庭やベランダで植物を育てることは、この素敵な協力関係を支援する一つの方法です。植物が多ければ多いほど、空気をきれいにする力が強くなります。ベランダで育てる場合は日当たりなどが場所によって違います。日陰にも、乾燥にも強い作物を調べて育ててみてくださいね。

  2. コンポストを使う:家庭で出る野菜くずや果物の皮をコンポストにして、それを植物の肥料にすることも大切です。これは、土の中の微生物にとってのごちそうになります。

  3. 地元の食べ物を選ぶ:遠くから運ばれてくる食べ物は、運ぶのにたくさんのエネルギー(そして二酸化炭素)が必要です。地元で取れた食べ物を選ぶことは、そのエネルギーを減らすことにつながります。もし、近所に直売所があったら、ぜひ足を運んでみてください。新鮮な野菜は日持ちもしやすいですので、フードロス対策としてもおすすめです。

まとめ

土の中の微生物と植物が協力してくれているおかげで、私たちはきれいな空気を吸うことができます。
私たち一人ひとりが、これらの小さな生き物たちを支えるためにできることを始めることが、地球を守る第一歩になります。

植物を育てたり、コンポストを作ったりすることから始めてみましょう。小さなことからコツコツと、地球のためにできることを増やしていきましょう!

サポートは経済的に習い事ができない子供達のために開催している無料の子どもオンラインレッスンの運営に当てさせていただきます☺️